ハワイ島ヒロご出身のカピオラニ王妃は、ハワイ王朝第7代君主カラカウア王のお妃様。1834年12月31日生れ、178年前の大晦日に誕生されました。
ハワイ王朝の方々は、音楽の才能をお持ちの方が多かったですが、カピオラニ王妃の「Ka Ipo Lei Manu (My Cherished Sweetheart)(愛しいあの人)」は、現代でも、ハパやロバート・カジメロなどに歌われ、大変有名な曲です。
1890年11月、カラカウア王は、病気療養のためにメインランドサンフランシスコに旅たちます。そして、カピオラニ王妃は、最愛の旦那様のためにこの曲をつくります。ウェルカムバックパーティの時にこの歌をプレゼントしようと、122年前の今頃は、きっと宮殿内で練習をしていたのではないかと、思います。(遠い昔の話には思えないのは、私だけでしょうか?)
しかし、1891年1月20日、カラカウア王は、滞在先のサンフランシスコのパレスホテルで、最愛の妻が作ったラブソングを聞くことなく、帰らぬ人となってしまいます。
ハワイ旅行の際は、是非、イオラニ宮殿を訪れていただきたし。イオラニ宮殿には、現在でも、歌い継がれている、ハワイ王朝の方々によるFOREVER SONG作品に関するエピソードが、たくさん残っていますよ。