ハワイ土産の定番として知られる『ホノルルクッキーカンパニー』の歴史は意外と浅い。創設したのは1998年で17年前のこと。創設者は、ホノルル在住のビジネスマンだったキース･サング氏。創設のきっかけは「カウアイ島やハワイ島には、美味しいクッキーがあるのに、なぜオアフ島にはないんだろう？」…そんな疑問を抱いたこと。そしてリサーチと試行錯誤の末に生まれたのが『ホノルル・クッキー・カンパニー』だ。
クッキーがハワイ土産の定番となる前は、1960年に産声をあげた“マカデミアナッツチョコレート”が定番土産の指定席を独占していた。その誕生1960年は、時代の波にのる絶好のタイミングだった。
日本人海外渡航が自由化したのは1964年4月1日。その１週間後に羽田からハワイに向けてパンナム機が飛び立った。1961年から放送された『トリスを飲んで、ハワイへ行こう』というテレビコマーシャル。1963年から放送された『アップダウンクイズ』というクイズ番組の優勝賞品は「10問正解！夢のハワイ旅行」だった。ハワイは、日本人にとって永遠の憧れの島となり“マカデミアナッツチョコレート”が、ハワイ土産の定番となった。1979年に創刊されたガイドブック『地球の歩き方』もハワイ人気に拍車をかけた。
その後、団体旅行から個人旅行の時代へ突入し、誰もがオリジナリティーを求めはじめた。ハワイ土産も同様のニーズが発生した。
昨今の地産地消ブームからハワイ産の土産が注目を集め、パイナップル形のクッキーの『ホノルルクッキーカンパニー』が、発売当時から人気を博しクッキーのブームの火付け役となった。そしてハワイ島だけでしか買えなかった『ビッグアイランドキャンディーズ』が、オアフ島に出店しクッキーブームが定番化した。
旅行者のみならず、ローカルの人にも人気の『ホノルルクッキーカンパニー』は、グルメクッキーだけでなく『アロハの心』の代名詞としても、定番ハワイ土産のもうひとつの指定席を作ったといっても過言ではない。
【ちょっとチェック】
ホノルルクッキーカンパニー
http://www.honolulucookie.com/nihongo
【こちらもチェック】
ハワイ州観光局最新情報
http://info.gohawaii.jp/news
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