ハワイ育ちのクリスマス・ツリー

2015.12.15

12月もはや半ば。そこかしこにクリスマスのデコレーションが飾られて街はホリディ・ムードいっぱいになってきました。

さてクリスマスの飾りといえば、まずはクリスマス・ツリー。アメリカでは、クリスマス・ツリーは生の樹木を使うのが主流です。そんなに大量の木を毎年切り出して大丈夫なのか、環境破壊では?なんてふと気になりますが、ご安心、ちゃんとクリスマス・ツリーの農園なるものがあって、それ用に栽培されたツリー がアメリカ全土に出荷されるわけです。ここハワイでも、11月末から量販店やホームセンターなどで、大きなコンテナでアメリカ本土から持ち込まれたツリーが売られます。

そんな中、なんとここビッグアイランドにもクリスマス・ツリー農園があるのを見つけました!

ヒロとボルケーノの間にあるマウンテン・ビューにあるホオルアナ・ツリー・ファームがそれ。農園主のトムさん、ルアナさん夫妻は、もともとここに農園を持っていて、オヒアの木などを栽培していいましたが、かつて暮らしていたワシントン州でとてもポピュラーだったクリスマス・ツリー農園を懐かしみ、ハワイでもやってみたいと始めたそう。ツリーになるもみの木は針葉樹なので、ある程度寒いところでないと育ちませんが、ここでは亜熱帯でも育つレイランド・サイプラスという種類が育てられています。2年ほど前からこのクリスマス・ツリーの販売を始めたそうです。

ホオルアナ・ツリー・ファームは感謝祭(11月の第4木曜日)の5日前から農園を開放。ツリーを求める人たちは農園内を自由に歩き回って、自分たちで木を選ぶことができます。希望する人は自分で木をカットすることもOK。もちろん道具は貸してもらえます。ツリーの値段は1フィート(約30cm)$10ほどです。

西洋ではクリスマス・ツリーを家族みんなで買いに行って選ぶのが一種のトラディションで子供たちに取っては楽しみな行事のひとつ。そんな経験ができるクリスマス・ツリー農園がここハワイにもできて喜ばしいことです!

↓ホオルアナ・ツリー・ファームのホームページ
http://www.hooluanatreefarm.com/

photo courtesy: Hoolua Tree Farm

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