19世紀後半から20世紀前半にかけて、プランテーションが盛んだった時代、ハワイの町々には、必ずといっていいほど映画館があったことは以前にもご紹介しました
・ヒロのパレスシアター:2013/9/25
https://www.allhawaii.jp/article/1575/
・コナのアロハシアター:2015/3/24
https://www.allhawaii.jp/article/1227/
そんな劇場の中で、ハワイ島プナ地区のパホアの町にあるのが、アケボノ・シアターです。アケボノとは、まさしく日本語の「曙」 。ハワイ出身の相撲取り、あの曙からついた名前?!?というウワサもありますが、この劇場が出来たのは1919年。かの曙が生まれるずっと前ですから、どうやらそれは事実ではないよう。しかし曙当人がこの劇場を訪ねて来たことはあって、その時はたくさんの人で劇場は賑わったそうです。(ちなみに現在の劇場オーナーに聞いても名前の由来は判明しませんでした)。
プランテーション時代が終わってもこの劇場では時々イベントが催されてきましたが、あまりに老朽化が進んだ事でしばらく閉鎖。それを現在の オーナー、サルさんが、20年ほど前に買い取って少しづつ改装をすすめ、座席をすべて外してコンサートに使える会場に使えるようにしました。
現在はハワイアン、ロック、レゲエ、アンビエンスなどなど地元のアーティストをはじめ、さまざまなジャンルのコンサートやイベントに使われています。プナ地区で唯一、現役で活躍する頼もしい劇場です。
*最新のイベント情報は、劇場のフェイスブックで確認を。
↓アケボノ・シアターのFacebook
https://www.facebook.com/pages/Akebono-Theater/232555183354?sk=timeline&;ref=page_internal