ヒロ・オリジナルのスナック菓子

ビッグアイランド・キャンディーにマカデミアナッツ、ココパンなどなどハワイ島には美味しいおやつがたくさんありますが、今日は、ヒロに昔〜しからある、懐かしくも美味しいスナック菓子をご紹介しましょう。

マエボーのワントン・チップス。ワンタンにほんのりと甘みをつけてあげたスナックで、1953年の発売以来、ヒロっこたちに愛されて来た素朴なお菓子です。 ワンタンを１トンともじったダジャレのような商品名といい、バーベルを持ち上げる赤パンの男子の挿絵といい、今も昔も変わらぬそのレトロなパッケージがまたいい味をだしています。

ワントン・チップスは、日系のマエボーさん(前坊?)ファミリーが、製麺所を始めたのに端を発します。自宅のガレージでサイミンやうどんの麺を作り始めたコトさん(現社長のおばあさん)は、 麺づくりに限らず、いつも新しいレシピを研究していたとか。そしてある時、ワンタンの生地に砂糖を加えて油で揚げたチップスを考案します。ポテトチップスでもない、日本のあられでもない、ほんのりと甘いこのスナックは、まさにミックス・カルチャーの申し子。発売するや、たちまちヒロっこたちの間で人気になりました。ちなみにパッケージと商品名はコトさんの息子アケトさんのアイディアだったそうです。

その素朴な味わいが後を引いて、食べ出したらなかなかやめられないワントン・チップス。地元のスーパーで手に入るので、見かけたらぜひ試してみてください。