ポコポコと小さな目がついたような、ちょっとブキミな風采のこのフルーツ。ノニといいます。ノニ・ジュースは健康にいい飲み物として、最近は日本でも売られているので、その名はお馴染みかもしれませんね。そのもともとのフルーツがこれなのです。
ノニはポリネシアの島々に広く分布していて、乾燥や酷暑にも耐えるとてもたくましい植物。ハワイでは古くから、ラアアウ・ラパアウ(薬草によるビーリング)の材料として大切にされてきました。ノニの木は、プナ地区のジャングルや、コナ・コーストの乾燥した 海沿いなどにも自生しているので、注意して見ていれば、ドライブ途中でも簡単に見つけることができます 。
熟したノニの実からでるエキスを飲むと体内の毒素を浄化する効果があると言われています。そのノニ・ジュースの作り方は、実はとてもシンプル。熟れて黄色くなったノニの実をガラス瓶などに入れて数日置いておくと、果汁が染み出てきます。これを濾過すればできあがりなのです。ノニには独特のにおいがあるので、この生のジュースは飲み辛いという人もいますが(まさに良薬は口に苦し!?)、その場合は、水やほかのフルーツ・ジュースと割るとよいようです。
旅の途中、自分でノニ・ジュースを作るのは難しいかもしれませんが、市販のものはヘルシーフード・ストアなどで簡単に手に入ります。ハワイの健康ジュース、一度試してみてはいかがでしょう?