日系人の多いハワイには、日本の食文化が深〜く浸透しているのはご存知の通り。和食材が手に入りやすいのはもちろん、ムスビ(おむすび)、ニシメ(お煮しめ)、ベントーなどの言葉は一般的なボキャブラリーとして普通に使われています。そんな日本食のハワイへの浸透ぶりの最たるものが、オカズヤというジャンルの飲食店の存在です。
オカズヤは、読んでそのままの通り「おかず屋さん」という意味で、いわゆるお惣菜屋さん。カウンターにズラリと並ぶおにぎりや巻き寿司、天ぷら、おにしめ、鳥の唐揚げなどのお惣菜の中から自分の好きな物を、しかも一個づつの単位で買えるシステム。ローカルたちにとっては、お昼のお弁当を調達する場所として、長い間、重宝な存在でした。
しかしこのオカズヤ、小さな家族経営の店が多かったため、オーナーが高齢化したり、時代の波に押されたりで、どんどん数が少なくなって来ています。
そんな中、今も元気に営業を続ける頼もしい存在のオカズヤがヒロのカワモト・ストア。ヒロを訪れたら、ロコたちにまじって行列に並び、自分だけのカスタムお弁当を買ってみてはいかがでしょう。ちなみにオカズヤへは(このカワモト・ストアに限らず)朝早めに行くことをおすすめ。ランチタイムにさしかかる頃にはお惣菜は売り切れになることが多く、昼過ぎには早々に店じまい、なんというところも少なくないのです。
写真/カマモト・ストアのレトロなガラスばりのショーケースには20種類あまりのオカズが並びどれを選ぶか迷うほど!
↓カワモト・ストア
http://www.kawamotostore.com/