ヒロのダウンタウンの北端を流れるワイルク川は、マウナケアに源を持つ水量豊かな川。虹が掛かる滝・レインボー・フォールズがあることでも有名です。 このワイルク川はいくつかのハワイ伝説の舞台になっていて、そのうちのひとつ、ボイリング・ポットのお話は2014年7月22日のコラムでもご紹介しました。
https://www.allhawaii.jp/article/1264/
ボイリング・ポットの伝説でもお話した通り、マウイ島の名前の由来でもある半神半人の勇者マウイは、ヒロに住む母親の助けを求める声に応えてカヌーを漕いでやってきます。その時に到着したのがワイルク川。ヒロ湾に注ぎ込む川口のすぐ近くには、その時マウイが乗り捨てたカヌーがそのまま岩になって残っているといわれています。
写真の中央に写っている、細長く突き出したような岩がそれで、川の水量が増すとちょうど中州のような状態になり、なるほどひっくり返ったカヌーのようにも見えます。
このマウイのカヌーを見るなら、ワイナク・ストリートかプウエオ・ストリートに掛かる橋の上がベストポジション。ちなみに写真はプウエオ・ストリート側から見たマウイのカヌーです。