ハワイと日本のゴルフの一番の違い。それは、“肩ヒジ張らずに気楽に楽しめる”。これに尽きるのではないだろうか。そこで、ハワイでのゴルフ体験を、よりスマートかつスムーズに楽しむためのアドバイスをご紹介しようと思う。日本でのゴルフ経験は豊富だが、海外は未経験という方やゴルフ初心者の方には、ぜひチェックしておいてもらいたい。
ハワイでのゴルフの常識
2015.02.15ハワイのゴルフシーズン
ハワイのオンシーズンは、12月後半~3月初旬くらいまで。この時期はけっこう混み合うので、個人で予約を取るのなら、出発前に必ず取っておいたほうがいい。オフシーズンは3月~12月初旬。この時期は現地で予約しても間に合う場合もあるが、やはり週末や人気のコースは出発前の予約が無難。
下準備
ネームタグの名前をローマ字表記にしておく。漢字が読めるスタッフはいないと思ったほうがいい。また、ハワイのゴルフ場では、街中と違って日本語はほとんど通じない。たまに日本人スタッフのいるコースもあるが、フロントに1名いれば良いほう。プレーの際、必要と思われる英語での質問内容くらいは考えておいたほうがいいかもしれない。といっても、やることはゴルフなので、ゴルフ経験者なら慌てる場面はほとんどないだろう。
和製英語は通じない
- スタート時間 = Tee time / Tee off time
- ハーフラウンド(プレー) = Extra 9 hole
- アウト/イン = Front 9 / Back 9
- クロス・バンカー = Fairway Bunker
- ガード・バンカー = Green side Bunker
- アリソン・バンカー = Pot Bunker
- ショートホール、ミドルホール、ロングホール = 該当する英語表現なし
- ダフリ = Fat shot
そのほか、ニアピン、ドラコン、パーオンなどは和製英語なので通じない。
服装(ゴルフウェア)
常夏の島ハワイと呼ばれるとおり、一年中暑い、もしくは暖かい。そのため、ゴルフの際の服装はなるべく「楽」なほうがいい。できれば、吸水速乾などの機能性ウェアがよい。ちなみに、よほどの高級コースでない限り、ロッカーはない。そのため、ほとんどのゴルファーはゴルフウェアでコースへやってくる。着替えのシャツと行き帰り用のスニーカーなどはお忘れなく。
ハワイの定番ゴルフウェア
キャップもしくはサンバイザー、サングラス、襟付きのシャツ、ショートパンツ、ショートソックス、ソフトスパイクシューズ
チェックインはプロショップで
日本のゴルフ場のような“ひろ~いロビー”や“ホテルのようなフロントデスク”なるものは、ないに等しい。ハワイでのチェックインは、プロショップのレジカウンターで行われるのが常だ。ちなみにキャディはいないので、玄関でお出迎え、なんてものもない。キャディバッグは「バックドロップ」もしくは「ドロップ」と書かれた場所に置けば、スタッフがカートのある所まで運んでくれる。
スターター
チェックインが済んだら、スターターへ。スターターはプレーヤーのスタート時間を管理しており、カートの手配をしてくれる。プロショップでチェックイン時にスタート時間を告げられなかったら、スターターで時間を聞いて、ということだと思って、スターターへ行こう。
キャディ
ハワイではキャディさんはつかない。自分でカートを運転して行くのが基本。そのため、カートの運転には十分に気をつけたいところ。
カート
ハワイではカートに乗ってプレーするのが基本のスタイル。ほとんどのコースでフェアウェイへのカート乗り入れが可能だが、ごく稀に乗り入れ不可のコースもある。念のため確認しておこう。
スループレー
お昼休憩を挟まず、18ホールを通しでプレーするのが基本。混んでいなければ、だいたい3時間半~4時間で周り切ることができる。コース内をフードカー(飲食物販売車)が走っていることもあるが、飲み物だけは必ず用意しておくこと。カートに備え付けのアイスボックスにミネラルウォーターが準備されている場合もあるので、要チェック。
ボール
オアフ島の海沿い以外のコースでは、ロストすることは少ない。だが、オーシャンフロントとなると、やや不安。少し多めに用意しておくといいかもしれない。
午後のプレー
午後2時半もしくは3時半からは、トワイライトもしくはサンセットと呼ばれ、プレー料金が安くなる。時間帯や混み具合によって、18ホールを周りきるのは難しいかもしれないが、ハーフは周れる。