ハワイのB級グルメの王様『スパムむすび』。その基本的な調理法は、5㎜程度の厚さにスライスしたスパムをフライパンで軽く焼き、塩で味付けをしたごはんに乗せ、焼き海苔で巻く。味付けやトッピングは様々で、たまご焼きを乗せたり、照り焼きソースや醤油、ふりかけ等で味付けをしたものなどなど。セブンイレブンやABCストアでは、スパムのかわりにホットドッグやエビの唐揚げを使ったものなど、様々なスパムむすびを販売している。
ロコのランチやおやつとして人気の『スパムむすび』。その発祥は、第二次世界大戦後に、ハワイ在住の日系アメリカ人によって考案され、ハワイ州内に広まったといわれている。
1937年に誕生したスパム缶は、欧米で普及した後、アメリカ軍の糧食として太平洋の島々に広まった。現在では、世界40カ国以上で食されている。ハワイ州の年間消費量は約600万缶で、1人当たり5缶のスパムを食べているという計算になる。
スパム缶は発売当初からスパム缶ではなかった。当初の名前は、『スパイスドハム』だったが、インパクトに欠けるということで名称が公募され『スパム』が採用されたとか。
第二次世界大戦後に、ハワイ在住の日系アメリカ人によって考案された『スパムむすび』は、なぜ『スパムにぎり』ではなく『スパムむすび』なのか?
その答えは、日本各地の呼び名の違いにあるといわれている。『三角型がおにぎり、俵型がおむすび』『その昔、東日本ではおにぎり、西日本ではおむすびと呼んでいた』『ハワイをはじめ明治時代に多くの移民が移り住んだ諸外国では、おにぎりではなくおむすびという呼び名が一般的となった』『移民の多くが西日本の人達だった』などなど。
ハワイを訪れたなら、知れば知るほど奥が深い『スパムむすび』を召し上がっていただきたい。
【ちょっとチェック】
ABCストア
http://www.abcstores.com/
セブンイレブン
http://www.7elevenhawaii.com/
【ここもチェック】
ハワイ州観光局最新情報
http://info.gohawaii.jp/news