ハワイの名物の代表格が『マツモト・シェイブ・アイス』のレインボー・シェイブアイス。1951年創業のハレイワのジェネラルストアの虹色のカキ氷で、1960年代から人気の商品となった。
そもそもカキ氷はプランテーション時代から、日系の労働者達が大工道具の鉋で氷を削って食べていたといわれているが、ハワイ名物として鎮座したのは、このマツモトのシェイブアイスだ。創設者の松本守さん(ハワイ生まれ日本育ちの帰米二世)が、日本のカキ氷まら暑いハワイで売れるかもしれないと思い立ち、知り合いに借金をしてカキ氷機を輸入したのが、その歴史のはじまりで、ハワイでは珍しく次第に話題を集めた。
何種類ものシロップと香料を組み合わせてつくる自家製のシロップは30種類以上。バブルガム、ルート・ビアなど珍しいものもある。氷はホノルルの氷店から2日に1度運び込み、夏場は1日50kg程を消費する。氷はかたすぎると食べにくく、やわらか過ぎるとこぼれ落ちやすく、その間の微妙なかたさがうまいポイント。
ワイキキやアラモアナの周辺でもシェイブアイスの店がたくさんあるが、元祖シェイブアイスのマツモトのレインボー・シェイブアイスは外せない。(写真=ハワイスタイル/枻出版社)
【ちょっとチェック】
マツモト・シェイブ・アイス
66-111 Kamehameha Hwy Suite #605, Haleʻiwa
電話:808-637-4827
https://matsumotoshaveice.com/
営業:10:00~18:00