コナを訪れた事がある人なら誰しも、カイルア桟橋にほど近いアリイ・ドライブ沿いに白い尖塔が見えたのを覚えていることでしょう。カイルア・コナのランドマーク的存在のこの尖塔は、モクアイカウアという名前のキリスト教会。ここはハワイに一番最初に造られた教会で、 ハワイに初めてやってきた宣教師団によって 1820年に創始されました。
最初は藁葺き屋根の素朴な教会だったとのことですが、1837年になって現在の教会堂が建てられました。外壁は溶岩と珊瑚を砕いて造った石灰で、柱や梁はハワイ固有のオヒアの木で造られています。また椅子や教壇、手すりなどは、これもハワイ固有のコア材。今ではコアはとても貴重なので、これだけのものをすべてコアで造るのはとても考えられず、その意味でも貴重な教会といえます。尖塔の高さは33メートルあり、カイルア・コナで一番高い建物だったため(もしかしたら現在でも?)、地元の漁師たちは航海の目印にしていたそうです。
教会は、礼拝や教会行事の時間以外は一般公開されていて(夜間は閉堂)、自由に見学することができます。ハワイの歴史を物語るこの教会、コナを訪れたらぜひ尋ねてみてください。
モクアイカウア教会のウエッブサイト
http://www.mokuaikaua.org/