マウナ・ケアの名前の由来

2014.03.11

ここ数日洪水注意報がでるほど大雨続きだったヒロですが、今日はすっきりと晴れ渡りとても気持ちのよい日になりました。

マウナ・ケアも雲の中から顔を出し、少し前に降った雪を冠った山頂もよく見えています。

ところでこのマウナ・ケアですが、ハワイ語でマウナは山、ケアは白。すなわち白い山というわけで、冬には雪を頂くためこの名前で呼ばれている、と一般にはいわれています。

ところがハワイの伝説に詳しいオーソリティによると、もともとはマウナ・ア・ワケア、つまりワケアの山と呼ばれていたのが、やがて簡略化されてマウナ・ケアに転じたのだそうです。ワケアとはハワイの創世伝説で天空を司る神様。伝説では、ハワイ諸島は天の父であるワケアと大地の母であるパパハナウモクの間に生まれた子供で、ハワイ島は中でもその長子にあたるとか。マウナ・ケアのてっぺんは、この長子のおへそに辺り、天の父と地をつなぐ接点だと古代ハワイアンは信じていたのだそうです。

白い山という名前も美しいですが、そうした経緯を知ると、マウナ・ケアはスピリチュアルな霊峰であることがよくわかるような気がします。

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