ハワイを統一したカメハメハ大王は、ハワイ島で生まれ育ちました。島の北部に突き出したノース・コハラが出生地で、生まれた落ちたとされるその場所は、ヘイアウとして今も残っています。
輝かしい経歴を持つカメハメハ大王ですが、その誕生地は、意外にも人里離れた荒野の中。ヘイアウを訪れてみると、周囲は見渡す限りの草原で、聞こえてくるのは風の音のみ。あとは蒼い海が目の前に広がるだけです。でも荒野ではあっても、なぜか静謐という表現がここにはぴったりとはまります。ハワイ島ならではのマナを感じられる、スペシャルな場所のひとつです。
ヘイアウへの行き方ですが、まず島の北の突端にあるウポルウ空港という小さなエアポートを目指します。この空港の入り口手前を左にまがり、未舗装の道を 進んでいくと、道はやがて海沿いになります。そのまままっすぐ行くと、やがてKamehameha Birth Placeという木製の看板と石垣が現れます。
ここ行くには四輪駆動車で行くか、30〜40分ほどハイクすることになるし、雨降りの後はぬかるんで通行できないこともあるので、気軽にちょっと行く、というわけにはいかないかもしれません。でもハワイ島にはこんな場所もあるのです:)
ところで....。ヘイアウは聖なる場所なので、訪ねる時は尊敬の気持ちを忘れないようにしたいものです。石垣に登ったり動かしたりは御法度なのでお気をつけてくださいね。