モロカイ島とオアフ島の間にあるカイヴィ海峡約60キロを6人乗りのカヌーで横断するハワイ文化の象徴でもあるカヌーレース”モロカイ・ホエ2014”が、昨日開催されました。
日本を含む世界各国から約1000名のパドラー(漕ぎ手)たちが集まり約100艇が参戦。6人乗りカヌーチームは現代では9-10名のパドラーで構成され、伴走するサポートボートから20-30分おきにフレッシュな選手が水の中に飛び降りては疲れた選手と走りながら交代するという、とてもタフなスポーツでもあります。
約12メートルの長さのカヌーの幅はほんの60㎝。荒れる海を渡るにはアマという約3mの浮き木(アウトリガー)を片側につけたカヌーが特徴ですが、準備、戦略だけでなくもちろん優れたチームワークが必要とされます。
その昔、ポリネシアの人たちがハワイへやって来た時代からカタマランやカヌーは、ハワイアンの人にとってはなくてはならないものでした。そのようなハワイの文化とスポーツが融合した素晴らしい大会が、1952年から始まり毎年開催されていることがそのことを実証しています。