ハワイのオイシイもののひとつが、フルーツ・バター。甘くて香りの良いトロピカル・フルーツを玉子と混ぜて作るジャムのようなものなのですが、色目やテキスチャーが柔らかいバターのようなこともあってそう呼ばれます。最近ではいろんなブランドの商品がお店に並んでいますが、今日はハワイ島発、グルメな逸品のリコレフアをご紹介しましょう。
ゴールドのラベルが目を引くリコレフアのフルーツ・バターは、リリコイ、ココナッツ、グアバ、マンゴ、パイナップル、タヒチアン・ライム、ハワイアン・バニラの7種類。実はこのブランド、ヒロのローカル・ファミリーが自分たちだけでやっているのです。
もともとは、ヒロの山手に住む二人の主婦が、自宅のキッチンで作り始めたリリコイ・バターがリコレフアの始まりでした。二人の理由は、カナダに観光旅行に行くための旅費集め。なんとも健気で素朴な動機だったのですが、バザーやイベントなどで売ったバターは美味しい!と次第に評判を呼び、やがてファミリー総出が関わるビジネスにまで成長したのだそうです。
フルーツ・バターはジャムのようにパンに塗って食べるもよし、アイスクリームやその他のデザートのソースとしても使えます。 肉料理のソースやサラダドレッシングにちょっと使うのもあり、私はカレールーの隠し味にも使ったりしています。
瓶ものなので、ちょっぴり重たいですが、ハワイのフレーバーをお持ち帰りするには最適のフルーツ・バター。お土産の候補にいかがでしょう?