マウイ島はアメリカのハリウッドセレブやリッチなビジネスマンが滞在を好む島で、おしゃれなセレクトショップやギャラリー、感度の高いローカルブランドが存在しています。最近は、ワイルク(Wailuku)で開催されるファーストフライデイが盛り上がりをみせるなど、ローカルの視点からもファッション&アートでも見逃せない。そんなマウイ島で日系5世のローカル姉妹が手掛けるハイセンスなステーショナリーブランドを発見しました!
マウイ発!キュートなステーショナリーブランド、Matsumoto Studio
2017.11.05マツモト・スタジオは、ジェス・マツモトと、妹のジェンが2012年にスタートしたステーショナリー&デザインブランド。クラフトフェア出店やフリーランスでデザインの提供をするところからビジネスを始め、2014年に本格的にブランドとしてショップへの卸売を開始。
二人ともカリフォルニア州大学サンディエゴ校でグラフィックデザインを学び、ジェンはその後ニューヨークの有名なデザインスクール、パーソンズでグラフィックデザインの修士号を取得したという優秀な学歴の持ち主。さすがキュートなデザインの中にも洗練されたセンスが感じられるはず!
現在、マツモト・スタジオは有名オーガニックスーパーのホールフーズマーケット(Whole Foods Market)や、アラモアナショッピングセンターにある百貨店ノードストロム(Nordstrom)、グリーティングカードショップの大御所ホールマーク(Hallmark)、ティージェーマックス(TJ Maxx)、マウイ島のアンダーズホテル(Andaz Maui)などの有名店を中心にハワイで展開中。
ステーショナリーの特徴は、ミニサイズのグリーティングカード(4 barサイズという規格で、アメリカで郵送できる一番小さなサイズなのだとか)がシグニチャーアイテム。なぜこの規格かというと、他とは違うオリジナリティーを出したかったからだそう。パイナップルやパパイヤ、シェイブアイス、スパムむすびなどハワイをイメージしたキュートなデザインから、日本人のルーツを持つ和の文化にインスピレーションを受けたデザインまでバラエティーに富んでいます。
マツモト・スタジオを手掛ける傍ら、ジェスは地元の小学校で美術のクラスを教え、ジェンはサンディエゴ大学のグラフィックデザイン科で初級のデザインクラスを教えています。ジェスの将来の夢は、子供達のために放課後アート教室を開講すること。ハワイの小学校では、アートで学位を取得していない先生が美術の授業を教えることもあり、アートへの取り組みが発展途上の学校も少なくないのだとか。教育としてのアートの重要性を自らの人生で学んだジェスだからこそ思いついた素敵な夢。
また、将来はパーティーのデコレーションやパーティーフェイバー(パーティーで配られるお土産)などにもビジネスを広げていきたいそうで、これからの成長がますます楽しみなブランドです。