ここ最近、オアフ島内で日本人旅行者が被害にある事件が増えています。
特にひったくりや置き引きの被害が急増していますので、被害防止対策や被害に遭ってしまった場合の対応を事前にご確認いただき、渡航中は十分にご注意ください。
オアフ島内で旅行者のひったくり被害が増えています。ご旅行の際はご注意ください。
2017.11.29渡航の前に…
ハワイへご旅行の際は、事故や犯罪被害に遭って怪我をした場合や、病気になった場合の高額な医療費を念頭に置き、渡航前に確実に旅行者保険に加入されることを強くお勧めします。
被害事例
- 置き引き
ビーチで遊んでいる時や買い物中などのちょっとした隙に、置いていたバッグや貴重品を持って行かれるケースです。
日本でもよくある盗難事件ですが、ハワイでも頻発しています。
- ひったくり
特にカイルアエリアや、アラモアナ、最近は人通りの多いワイキキエリアでも被害が増えています。
外観から、旅行者かどうかは見抜かれやすく、旅行者が確率的に高額な金品を所持している可能性が高いことや、犯行後に逮捕されても、旅行者が裁判手続のために再度ハワイを訪れて法廷証言に出頭することを嫌がるため、結果として無罪判決を得やすいことを承知で旅行者をターゲットとして狙う傾向があります。
- 自転車の前カゴからの強奪
自転車で走行中、車などで近づき、前かごに乗せているバッグ等を盗まれるケースです。
実際に、レンタル自転車BIKIでワイキキからダイヤモンドヘッド北側のKCC(カピオラニ・コミュニティ・カレッジ)ファーマーズ・マーケットに向かう途中で日本人旅行者が強盗致傷被害に遭う事件が発生しています。
犯人グループは運転していた車1台を進行中の被害者1名の自転車に寄せ、扉を開けて行く手を塞いだ後降車し、拳銃の様なものを用いて、抵抗する被害者の頭部を5、6回、全身合計で十数回殴打、その後被害者が所持していたバッグを強奪しました。さらに、被害者グループの他の2名が助けに駆けつけたところ、同2名の自転車の前カゴにバッグが置いてあったことから、これらも強奪した上車で逃走しました。
殴打された被害者はその後救急車で病院に搬送されましたが、10針を縫う大怪我を負いました。
現地での被害防止対策
深夜の外出は避ける。
昼間でも人通りの少ない場所を通らない。
不審な様子を感じた時は、すぐにその場を立ち去る。
レンタカーで出かける際、場車から離れる時は座席など外から目に付くところにバッグを置かない。
レンタル自転車などを利用する際は、前かご部分にバッグを置かない。
外出時は、貴重品等の携行は最小限にする。
すぐ戻るからといって荷物を置き去りにしない。
被害に遭ってしまったら?
万が一被害に遭ってしまった場合は、抵抗せずに被害品をあきらめ、速やかに安全な場所へ避難した後、直ちに911警察通報を行ってください。
犯人がナイフや拳銃を隠し持っている可能性もありますので、生命・身体の安全を最優先に考えるようにしてください。
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