あなたはハワイのことをどのくらい知っていますか?ハワイ通の方なら、ここに美味しいお店があるとか、ここの景色が美しいとか、ハワイについてたくさんのことを知っていますよね。では、ハワイの文化や歴史についてはどうでしょうか?文化や歴史というと、ちょっと堅苦しく感じるかもしれませんが、島国だったハワイの歴史や文化は、独特で、様々な逸話がありとてもおもしろいのです。
今回の特集では『学ぶ』をテーマに、ハワイをもっと好きになる、ハワイを楽しく学べるスポットやツールなどをご紹介します。
あなたはハワイのことをどのくらい知っていますか?ハワイ通の方なら、ここに美味しいお店があるとか、ここの景色が美しいとか、ハワイについてたくさんのことを知っていますよね。では、ハワイの文化や歴史についてはどうでしょうか?文化や歴史というと、ちょっと堅苦しく感じるかもしれませんが、島国だったハワイの歴史や文化は、独特で、様々な逸話がありとてもおもしろいのです。
今回の特集では『学ぶ』をテーマに、ハワイをもっと好きになる、ハワイを楽しく学べるスポットやツールなどをご紹介します。
ハワイの歴史を知る上で、最も重要で、その名を知られた人物といえば、ハワイ諸島を統一した偉大な王、カメハメハ大王でしょう。カメハメハ大王の功績を称えて建てられた大王像はハワイ州の中だけでも3ヵ所あります。カメハメハ大王を始めとした王族の暮らしや、ハワイ王国建国時の歴史を学ぶならイオラニ宮殿やビショップ博物館が最適です。イオラニ宮殿やビショップ博物館では、ドーセントと呼ばれるガイドの方があまり世に知られていないエピソードなどを交えながら案内してくれます。
元々歴史にはあまり興味がなかったのですが、一緒に旅行した友人から、その土地の歴史や文化を知ると旅行中もっと楽しめる。と言われたのをきっかけにビショップミュージアムへ行くことになりました。ちょうど日本語のガイドの方が館内を案内してくれる無料のツアーに参加することができ、ここに行かなければ知ることもなかったハワイ王族の逸話なども聞くことができました。
例えば、カメハメハ大王のトレードマークといえば美しい黄色いケープですが、実はこのケープは鳥の羽で作られていて、鳥の羽を収集する際にも、鳥を殺してはいけない、生きている鳥から羽を抜きすぎてはいけないなどのルールがあり、1着のケープを作るために膨大な時間を要したそうです。王族しか着用することができない大変貴重なものだった理由もうなずけます。
お話を交えながらじっくりと博物館でハワイについて学び、最終的にこれまでハワイで行ったどのスポットよりも楽しむことができました。これからハワイへ行かれる方にはぜひおすすめしたいスポットです。
1882年、ハワイ王朝7代目のカラカウア王によって建てられた王族の公邸です。1882年から1893年までハワイ王国最後期の君主カラカウア王と、妹で後継者のリリウオカラニ女王が住んでいました。1959年にハワイがアメリカ50番目の州になるまで、政治の中心だった建物です。歴史的建造物として大切に保管され、一般に公開されています。
ハワイの歴史の研究と保存を目的とするハワイ最大の博物館。当初はカメハメハ大王の子孫、バーニス・パウアヒ・ビショップ王女が集めた、ハワイの美術工芸品や王族の家宝を収蔵するために建てられました。今では太平洋地域の重要な自然と文化を伝える歴史博物館になっています。オアフ島で最も重要な史跡のひとつで、ハワイやポリネシア文化を記録した何百万点もの伝統工芸品、史料、写真を収蔵しています。
2018年は日本人がハワイへ初めて移民として渡ってから150年という節目の年です。最初にハワイへ移民として渡った日本人は『元年者』と呼ばれています。現在でも多くの日本人が訪れるハワイの背景には、長い時間をかけてハワイの社会に溶け込み、また、貢献してきた日系人の歴史があります。ハワイ日本文化センターでは日系人の歩みや、日系移民が持ち込み、ハワイで独特な進化を遂げた日本文化について学ぶことができます。また、ハワイ・プランテーション・ビレッジでは1900年から1930年にかけてハワイに移民してきた人たちが共同生活を送っていた施設を再現。日本人をはじめ、沖縄人(当時は日本人と区別されていた)、中国人、韓国人、ポルトガル人などの当時の住居や生活の様子を見学することができます。ハワイで確固たる地位を築き上げてきた日系移民。そんな彼らの足跡をたどることで、日本とハワイの関係の深さを知ることができます。
オアフ島内のドライブのついでにプランテーションビレッジに立ち寄ることになりました。施設内を一回りしてすぐ帰ろうと思っていたのですが、実際に入ってみると世界各国から集まった移民たちがどのように生活を共にしていたかや、当時の生活が分かる住居がそのまま展示されていて興味深く、思いの外長い時間滞在しました。
ワイキキなどの観光客で賑わうエリアとは異なり、当時のままのゆったりとした時間が流れる不思議な空間でした。レンタカーでないと訪れるのは難しいかもしれませんが、ハワイを知るなら行ってみる価値ありです。
1900年から1930年にかけてハワイに移民してきた人たちが共同生活を送っていた施設を再現。ハワイの移民史に関する展示や、当時のプレンテーション農園での暮らしが見学できます。本土から渡った日本人をはじめ、沖縄からの移民、中国、ポルトガル、プエルトリコ、フィリピンなど各国からの移民たちの当時の住居や生活必需品が保存されています。
『元年者』と呼ばれた、日本からの最初の移民段がハワイに到着した1800年代後半から現在に至るまでの日系人の歴史を学ぶことができます。日系移民が持ち込み、ハワイで独特の進化を遂げた日本文化についても詳しく知ることができるほか、一年を通して日本文化を体験&学べるプログラム、催し物、展示会も行っており、文化センターとして地域の集いの場となっています。
日本とハワイの関係が大きく変化した歴史的出来事、それは第二次世界大戦です。当時ハワイで暮らしていた日系移民たちにとっても大きな転機となりました。祖国日本と移住国アメリカが戦うという複雑な環境のもと生き抜いてきた日系移民たち。第二次世界大戦開戦のきっかけとなったパールハーバーには第二次世界大戦当時の資料が数多く展示されています。日本とハワイの関わりから平和の尊さについて学んでみてはいかがでしょうか。
日本人として、一度は訪れた方がいいと思う場所です。神風特攻隊が衝突した跡が今でも残る戦艦ミズーリ記念館や真珠湾攻撃によって沈んだ戦艦アリゾナ号の上に建てられたUSSアリゾナ記念館など、戦争時代のつらい過去を知り、平和の大切さを実感することができます。当時の様子を知ると涙が止まらなくなりますが、だからこそ二度と戦争はしてはいけないのだと再認識させられます。
太平洋航空博物館パールハーバーは歴史的なフォードアイランドにあり、同館は158フットの赤と白のフォードアイランド管制塔、格納庫37(本館)や格納庫79(第2展示場)など当時の建物などがそのまま保存されています。格納庫37には第二次世界大戦当時使われていた航空機などが展示され、また格納庫79では修復作業を待つ有名かつユニークな航空機が多数あります。太平洋航空博物館パールハーバーは、アメリカの内国歳入法(IRC)の501条(c)号の第3項に規定されている非営利団体です。世界最大のミュージアム「スミソニアン協会」の提携博物館に認定され、旅の口コミ情報サイト「トリップアドバイザー®」が選ぶ「米国の航空アトラクションTop10」にもランクインしています。本館には、1940年代の雰囲気に包まれたユニークなミュージアム・ストアとラニアケア・カフェがあり、ショッピングや食事も楽しめます。
戦艦ミズーリ記念館は、訪れた人々に歴史の痕跡と真実を巡る機会を提供しています。アメリカの戦艦ではありますが、日本と非常に深い関わりがあります。第二次世界大戦が終結し、 歴史的な平和のシンボルである戦艦ミズーリを後世に受け継ぐためにも、少しでも多くの方々にお越しいただき、日本人の辿った歴史に触れていただきたいと願っております。知識豊富なガイドがご案内する日本語ツアーで、歴史の舞台をより深く理解していただけます。
1941年12月7日(日本時間8日)で1,177名の兵士と共に沈没したアメリカの戦艦。現在もパールハーバーの底に沈没状態で保存され、船体上にアリゾナ メモリアルがあります。
パールハーバー、アリゾナ記念館の隣にあります。第二次世界大戦中には、日本の船をたくさん沈めた潜水艦内の司令室や無線室はもちろん、寝室やキッチンも見学できます。
ハワイ島、標高4,205mのマウナケアは晴天率の高さや大気中の不純物が少ないことから『天体観測のメッカ』と言われています。日本のすばる望遠鏡を含む9ヵ国13基の天体望遠鏡が集結。澄んだ空いっぱいに広がる星空を現地ガイドと共に観測する、星空観測ツアーが人気です。また、ハワイ大学ヒロ校内にあるイミロア天文学センターでは、天文学とハワイ文化を学ぶことでマウナケアの素晴らしさを認識し、より深く理解することができます。3Dの立体的なショーが楽しめる最新のプラネタリウムや、ハワイ諸島、地球、太陽系、銀河系を旅しながら、様々な天体の起源について、迫力の映像を楽しむことができる4D2Uシアター、さらにハワイの文化について学べる展示などもあり、充実した時間を過ごすことができます。
標高4,205mのマウナケアはハワイ諸島で最も高い山。山頂付近では年に数回雪が降ることでも知られています。空気が澄み、晴天率が高いため世界で最も天体観測に適した地とされていて、星空やサンライズを見るツアーが人気。マウナケア山を観光する場合はガイド付きツアーに参加するのがおすすめです。また、マウナケア山の入り口にあるオニヅカ・インフォメーション・センターにはビジターのための情報が揃っているので、山へ入る前に必ず立ち寄りましょう。
世界にある17気候区分のうち、15もの気候区分が存在するハワイ諸島。変化に富んだ気候は、ハワイ独自の自然を造り出し、固有の植物を育んできました。日本では目にすることのできない固有種や希少な植物を観察することができます。カウアイ島のアラートン・ガーデン、オアフ島のフォスター植物園、マウイ島のクラ植物園などで植物を観察しながらハワイの自然について学ぶことができます。
ダウタウンの北側に位置にする植物園。ホノルルシティの喧騒から逃れてリラクッスするのに最適なスポットです。1850年代に植えられた大木や世界各地の欄を集めた洋ラン園、古くからハワイの生活で活用されてきた植物を集めた有用植物園が有名です。希少種や絶滅危惧種など貴重な植物も観察することができます。
国立熱帯植物園が管理するカウアイ島南部にある植物園。広さ約100エーカー(約40万平方メートル)の広大な敷地は、「部屋」と呼ばれるものにより区切られ、海に面して静寂な空間が広がります。洗練された庭園デザインが特徴で、映画「ジュラシック・パーク」で有名になった巨大なオーストラリアゴムノキがあります。
1968年にマコード夫妻が創設した植物園。ハレアカラの裾野、標高約700mのクラにある8エーカー(約0.03㎡)には橋、滝、鯉のいる池など庭園風なガーデンが広がります。クラはマウイ島の他とは違い、涼しく、湿度がありますが、それが有名なマウイ・オニオンや花の栽培に適しています。このガーデンには現在、約2500種の植物が育ち、プロテア、オーキッド(ラン)、ハワイ固有の植物などが見所です。
ハワイ州観光局公式アロハプログラムでは、歴史や文化、自然など、幅広い分野でハワイについて学ぶことができます。各分野の専門家がキューレーターとしてコラムやウェビナーなどでハワイについて分かりやすく解説してくれるので、学習がひと段落したら、初級、中級、上級に分かれたハワイスペシャリスト検定を受けてみましょう。アロハプログラム会員限定のワークショップの参加や、検定のレベルに応じた会員限定の特典などを受けることもできます。
ハワイのことをどれだけ知っているか、まずは今の実力を試してみたい!という方は、まずクプクプ(初級)のトライアルテストにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
また、今年の9月にはアロハプログラムのハワイスペシャリスト検定上級者を対象とした現地ツアー『アロハプログラムツアー』、11月にはアロハプログラム全会員を対象とした『アロハプログラムウィーク in ハワイ』の開催も予定されています。ハワイ在住のアロハプログラムキュレーターがナビゲーターとなり、色々なスポットを巡りながらハワイについて楽しく学べる、他では味わえないディープなハワイを体験することができます。