癒しのオーシャンレジンアーティスト、Sarah Caudle

2018.10.06

ハワイに来たら誰もがターコイズブルーの美しい海に癒されるのではないだろうか。そんなハワイの海からたくさんのインスピレーションを浴びてクリエイトされるオーシャンレジンアート。「レジン」とは、サーフボードに使われる樹脂のことで、ガラスよりも軽量でウォータープルーフであることから、ハワイではここ最近人気の素材となっている。ホノルルにアトリエを構える若手アーティスト、サラ・カードル(Sarah Caudle)のレジンアートは何層にもレイヤーが重なりピースフルながらもダイナミックなスタイル。まるで吸い込まれてしまいそうな海のカラーがとても美しい。

ジョージア州アトランタで生まれ育ったサラは、自身を生まれながらにしてアーティストだったと語る。

「誰でもあふれんばかりの沢山の想像力を持って生まれてくると思うの」

子供の頃から毎日のように絵を描いて過ごした日々。だが、周りからはプロのアーティストにはなれないと言われ、プロダクトデザインを勉強しデザイナー職へ着くも、やはり心が満たされることはなかった。そんな中、仕事をきっかけにハワイへ移住。デザイナーとアーティスト、両方の夢を叶えるための移住がその後のサラの人生を大きく動かした。数年間デザイナーとして働き、趣味でアートを描く日々から別れを告げ、ついに独立の道を歩むことを決心。だが、なりたかったアーティストとして歩んだはずの最初の1年は順調ではなかった。何をして良いか分からず、仕事を辞めたことは間違いだったのではないか?成功なんてできるわけがない、と自身を疑う日々が続いた。

「自分のマインドセットを変えてアーティストとしての人生が動き出したの。シンプルにクリエイトすることだけに自分のエネルギーを注ぐことにして、お金や成功、他の人が私のことをどう思うのかなんてプレッシャーは気にすることはないんだって思うようにしたわ」

転機が訪れるのにそう時間はかからなかった。サラに成功への道が開かれたのだ。

「アーティストとしての人生は素晴らしいけれど、週末や祝日も仕事をしなければならなかったり、仕事とプライベートのバランス、周りからの批判や財政面の安定性など、会社員ではないゆえに様々なことを犠牲にしなければならない。でも、私のアートを通じて人々がどれだけたくさんハッピーになってくれるかが、アートをやり続けるエネルギーになっているわ。」

アーティストならではの苦労も率直に語ってくれたサラ。彼女のアートを通じて、世界中の人たちにハワイの美しさとアロハをシェアすることが一番のやりがいであると力強く語ってくれた。

ウッド、レジン、そしてアクリルを使って描かれるアブストラクトなビーチアート。特定のビーチを描くというよりも、体が生きていると感じられ、気持ちが自由になり、魂が生き返る、そんなサラが感じる海を心ゆくままに表現している。
世界中のどこにいても、彼女のアートを見ればパラダイスへと誘ってくれる。様々なオリジナルサイズがあり、またアートプリントやジュエリーなどの商品も展開している。一つ一つの海景画は、海のグラデーション、白波、砂のカラーとオーガニックな構図などがそれぞれ異なるので、ぜひお気に入りを見つけて欲しい。

サラ・カードル/ Sarah Caudle

ウェブサイト: https://www.sarahcaudleart.com
インスタグラム: https://www.instagram.com/sarahcaudleart/

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