【学ぶハワイ】アロハシャツの歴史

2020.06.03

ゆったりとした着心地、南国らしい絵柄が魅力のアロハシャツは、ハワイの正装でもあります。ハワイのビジネスマンはネクタイ&スーツに代わりにアロハシャツを着用し、冠婚葬祭の場でも通用する、ハワイの第一級の装いなのです。

こrから夏本番に向けて、明るい気分で涼しくお過ごしいただき、そしてクールビズのアイディアとしても、是非日本でもアロハシャツを着用してハワイを感じていただきたいと思います!

そんなアロハシャツがハワイに根付いた背景には、実は日本の影響も!?
今日はこれからの時期に日本でも活躍しそうなアロハシャツについてご紹介します!

アロハシャツの元祖

アロハシャツ生誕には諸説がありますが、そもそもの原型は、英米の船員により1800年代初頭にハワイにもたらされたフロックシャツとも、サウザンドマイルともされています。
どちらもしっかりとした縫製で仕立てられた作業服で、デニムのパンツとともにハワイの労働者の間に広まりました。

フロックシャツは、「フロック」という言葉が訛ってハワイ語で「パラカシャツ」と呼ばれるように。
今では、以前フロックシャツの代表的な柄だったチェック柄のシャツが、パラカシャツと呼ばれ、ハワイで今でも愛されて着用されているシャツでもあります。

「アロハシャツの命名」

西欧からのが始まった当時のハワイでは格子やチェック柄、または無地のシャツが一般的でしたが、移民がハワイにやってきた1860年代以降、日系や中国系など、自国の布地を使ってシャツを仕立てる店がホノルルに次々に登場。日本の浴衣地で作ったシャツ、サモアのカパ紋様のシャツなど、アロハシャツの前身といえそうなものが1920年代までに多数出現しています。

そしてアメリカ西海岸からの飛行機が飛び始め、観光客が増え始めた1935年には、ホノルルの武蔵屋が、広告で初めて「アロハシャツ」という言葉を使用しました。翌年、ホノルルの中国系移民2世でエール大学卒の才人、エラリー・チャンが、アロハシャツとの名を正式に商標登録しています。

日本の着物地が発端!?

当時エラリー・チャンが多用したのが、日本の着物地だったのです!!
南国の絵柄のアロハシャツがどんどん作られるようになりました。

ローカルのビジネスマンにアロハシャツ着用の伝統が定着したのは、1960年代。
アロハシャツ製造業界が「金曜日にはアロハシャツを着よう」というアロハ・フライデーを奨励するキャンペーンを始め、60年代末までには金曜日に限らずアロハシャツが、ハワイのビジネスシーンに浸透しました!

今もハワイでは、オリエント柄やカパ紋様からエキゾティックな南国の絵柄、裏地使い、初期のアロハシャツの復刻版など、様々なデザインのアロハシャツが作られています。女性用のアロハシャツも多く、ハワイ旅行の記念として自分へのお土産や、家族でお揃いのアロハシャツも素敵ですね!

結婚式の参列者は、お揃いのアロハシャツやムウムウなどでハワイらしい装いで出席される方も多く、ぜひ皆さまもアロハシャツと共に思い出に残るハワイ旅を・・・!

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