ハワイでは、ハラというハワイ固有種の木の葉を編んで作る「ラウハラ」という工芸品があります。
バスケットや帽子、マット、団扇、ブレスレットなど、ラウハラで作られるものはたくさんあります。
今日は、古代からハワイアンの生活を支えてきたハワイの代表的な工芸品「ラウハラ」についてご紹介します!
ハワイでは、ハラというハワイ固有種の木の葉を編んで作る「ラウハラ」という工芸品があります。
バスケットや帽子、マット、団扇、ブレスレットなど、ラウハラで作られるものはたくさんあります。
今日は、古代からハワイアンの生活を支えてきたハワイの代表的な工芸品「ラウハラ」についてご紹介します!
ラウハラとは、ハワイ語でラウが葉、ハラは木の名前になります。
ハラの木はハワイ固有の植物で、刺のある細長い葉が特徴的。
雄と雌の木があり、雌の方には大きなパイナップルに類似した実が付きます。
見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、ワイキキでもロイヤルハワイアンセンターなどでハラの木を見ることができます。
太平洋に浮かぶ島々では、昔からこのハラの葉が強く、柔らかく、耐久性があるということで、乾燥させて編むという工芸が盛んでした。
その昔、ハワイの王族もラウハラで編まれたマットを寝具として使用していたそうです!
ラウハラの寝具用マット、バスケット、団扇、サンダル、クッション、かやぶき屋根、船の帆、鞄、オーナメントなども作られていました。
編み方は現在の手法とほぼ変わらず、現代まで守り続けられてきたハワイの伝統的な工芸品ですが、現在では、1色使いだけではなく、葉に色を付けた数色の葉で作られた物もあります。
昔から受け継がれてきた手法で、現代の時代に合わせて進化しているハワイ文化の一つですね!
ラウハラ編みは、下準備に時間がかかります。枯れたハラの葉を使うため、乾燥の時期に落ちた葉を拾って使うのが今も昔も一般的です。葉の両面についているトゲを取り除く作業から、葉を編みやすく平らにしたり、同じ大きさにカットしたり、と実際に編み始めるまでの工程が多数あるのです。
こうして時間と手間をかけ編む作業に入りますが、格子のように編むもの、真田編みをするもの、三つ編みをするものなど、編み方も様々。完成品は単に手作りの作品ではなく、芸術品の一つとして貴重なアートになり、長い間(ものによっては何百年も)使える工芸品へとなります。
画像提供:Hawaii State Archive
そんな古代からハワイに根付くラウハラ編みをクプナ(先祖)から受け継ぎ、この大切な文化を現代へと橋渡ししている方がいます。
彼からのメッセージをぜひご覧ください。