【学ぶハワイ】ハワイ州の花・木・鳥・魚とは?

2020.10.21

ハワイに何度も訪れたことのあるという方でも、意外と知らないハワイの情報があるかもしれません!
例えば、ハワイ州で制定されているお花や木、鳥、魚をご存知でしょうか?

日本の国花は桜、国鳥は雉(キジ)といったように、ハワイにも代表する決められたシンボルがあるのです。
今日はハワイに何度も行かれたことのある方でも、意外と知らないハワイ州で制定されているシンボルについてをご紹介します!

ハワイ州の花

ハワイの州花は、「マオ・ハウ・ヘレ」
実はあまり知られておらず、ハワイに住む方たちでさえ、黄色の花を持つもの=ハワイ州花と間違えているケースがよく見られます。

ハワイ州最初の州花に指定されたのは、実はこの花ではなく、最初の州花は1923年に指定されたの赤いハイビスカス(コキオ・ウラ)でした。
しかし、このハイビスカスが純粋なハワイ固有種であるかどうかはっきりとしなかったことに加え、きわめて限られた土地にしか自生していなかったため、1988年に変更となり、マオ・ハウ・ヘレが第2代の州花として選ばれたのです。

ハワイ州の木

ハワイの州木は、灯火から食用まで、古代からハワイで暮らしに最も深く関わった植物でもある「ククイ」。伝統植物の中でも特に重要な木で、実(仁)をはじめ、枝、葉、花、幹、根まで、あらゆる部位が暮らしに不可欠な素材でした。

ククイの実に含まれる内部の白い油分は仁(じん)と呼ばれ、灯火の燃料として用いられました。仁の油分は全体の50%以上にもなり、生でも火であぶると点火します。この油はロミロミと呼ばれるハワイ式マッサージのオイルにも使われます。また、切り傷の手当に用いたほか、便秘薬や下剤としても用いられました。

仁に塩をからめて炒めたものはイナモナと呼ばれる調味料にもなりました。
ハワイ王国時代には、年に約4万リットルのククイの実を肥料用として輸出したこともあるのです!

ハワイ州の魚

ハワイの州魚は「フムフムヌクヌクアプアア」
とても長い名前で、「豚のように鳴く角ばった魚」という意味を持ちます。

ハワイ州魚として親しまれているフムフムヌクヌクアプアア(Rectangular Triggerfish/タスキモンガラ)は、一時期、認定期限が切れたために「ハワイに州魚はいない」とメディアに報道されたことがありましたが、2006年の州議会で再び復位したという経緯があります。

ハワイ州の鳥

ハワイの州鳥は、「ネーネー」という鳴き声が由来の「ネネ」
先祖は北米が原産と言われるカナダガンで、残念ながら野生のネネは1951年に絶滅してしまいました。

しかし個人が約30羽を飼育していたため、この群れから繁殖をして今日に至ります。現在では2000羽とも3000羽とも言われるほど生息数が増えています。
ネネはカウアイ島ではワイメア渓谷のコケエ周辺をはじめ、ハワイ島のマウナ・ロア山麓やキラウエア周辺、フアラライ山の山麓などに見られます。マウイ島ではハレアカラ周辺、オアフ島ではワイメア植物園やホノルル動物園などで飼育されています。

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