【学ぶハワイ】「アウマクア」とは?

2020.12.16

古代から、ハワイでは「アウマクア」と言われる家族神または先祖神がいると信じられてきました。
日本でも先祖の霊が家族を見守っていると考えられたりするように、ハワイでも先祖が姿を変えて子孫を見守っていると言われています。

どんなものに姿を変えるかというと、ハワイではプエオと呼ばれるフクロウやサメ、トカゲ、鳥、人間など様々。
ハワイアンの家庭それぞれにアウマクアがいると信じられていますが、複数いると考えられていることもあります。

これらの動物や植物や人間に生まれ変わるという概念ではなく、身体を借りて子孫の前に現れると言われています。

アウマクアは、人々の困難な状況に現れ助けてくれたり、事前に忠告してくれたりして家族を見守ってくれています。
また、助けるだけではなく、良くない行いに対して子孫を罰することも。

「オハナ」というハワイ語があるように、古代から家族の絆が強いハワイでは、クプナ(長老)を尊敬する文化があり、アウマクアの信頼はとても強いものです。

そしてアウマクアは決して遠い存在ではなく、身近に現れる神霊、そして守り神として考えられているのです。

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