ゴミを出さないライフスタイル!カイルアにオープンしたハワイ初のZero Wasteショップ、Protea

2021.02.16

「Zero Waste(ゼロ・ウェイスト) 」という言葉を聞いたことがありますか?

シンプルな答えは、「ゴミをなくすこと」。必要なものを最小限に減らして、再利用できるものは最大限使い続けリサイクルを減らす、そして再利用できないものは土に還す。つまり、ゴミ処理場や埋め立て地にゴミを持っていくことのないライフスタイルのこと。

地球規模でプラスチック問題が深刻になっている現代社会で、Zero Wasteの考え方がハワイでも広まりつつある。そしてオアフ島のカイルアに、ハワイで初めてZero Wasteに特化したショップがニューオープン!

Zero WasteショップProtea (プロテア)は、ゴミをなくすライフスタイルを人々にもっと身近に感じてもらえるようにと2020年6月にオープン。オーナーはハワイの大学で環境学の学位を取得したLori Mallini(ローリー・マリーニ)さん。

LoriさんはProteaのオーナー以外にも、様々な環境問題組織でボランティア活動を行い、州議会や市議会でハワイの環境問題についての提唱なども行っている。

店内にはシャンプーやコンディショナー、ボディーウォッシュ、日焼け止めなどのボディーケア商品や、洗濯用洗剤やキッチン用洗剤などを量り売りで販売している。ボトルを持参していない人のためにボトルやメイソンジャーも販売。

ビューティー&クリーニング商品業界は、プラスチック問題の大きな原因の一つとなっている。Loriさんはこの問題に着目してショップの主力商品を決定した。

また、スーパーでプラスチック袋の代用になるネットマルシェバッグや、メタル製のストロー、ビーワックスでできたフードラップなど、Zero Wasteライフスタイルにまつわる商品も展開している。

Loriさんによると、現在プラスチックゴミの9%しかリサイクルされず、このままだと海の中は2050年までに魚の数よりもプラスチックゴミの方が多くなると予想されている。

再利用することのできないプラスチック製のものは使用しない、自然の素材でできたものを買うようにする、まとめ買いをするなど、一人一人ができることから消費生活を改善していくことで、環境に与えるネガティブなインパクトを減らすことができる。

ProteaがZero Wasteを広めていくための情報収集コミュニティー的な役割を担えれば、とLoriさんは言う。そしてハワイの人々の意識改革を行い、ハワイのそして地球のために明るい未来に向かっていくことを願っている。

Proteaストアマップ

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