オアフ島の北端の町、カフク。
トロピカルフルーツやケールなどの野菜が栽培されている広大な農園がカフクファームだ。今回は、ここで採れた新鮮なフルーツや植物で作られている、ソープやスキンケアをご紹介したい。
農園の採れたてフルーツから生まれるソープ&スキンケア
2021.07.13広大な農園で育つハワイの恵み
シュリンプで有名なオアフ島のカフク。この町にある125エーカーもの広さを誇る農園がカフクファームだ。ここで採れる野菜や果物はハワイのスーパーマーケットなどにも出荷されている。
パンデミックの前までは、広大な農園内をトラクターに乗り、ファームの歴史を学べ、フルーツや野菜が成長する様子を見学できる、およそ1時間の農園散策ツアーが大人気だった。
なかでもバナナフィールドは圧巻で、普段見ることができないバナナの花などを横目に、まるでジャングルのような畑を見学することは、ハワイの大地の豊かさを実感できる時間でもある。
残念ながら新型コロナウイルスの感染予防対策として、現在ツアーは中止されているが、ツアーをのぞむ声も多く、「ハワイの自然の素晴らしさを知ってもらうためにも、今後の再開を考えています。」と語るのは、この農園を切り盛りしているカイリーさんとご主人のジェダさん。ハワイを心から愛する2人は、カフクの大地で働くことが喜びなのだと言う。
そんな2人が作り上げたのがカフクファームで採れたフルーツを使った、スキンケアやハンドウォッシュ。
「農園で働いている間にインスピレーションを得たんです。いつもマンゴーの香りをかいでいたから。こんなに良い香りのハンドウォッシュやボディクリームがあれば素敵だなと。」
カイリーさんが、商品開発のきっかけとなった思いをこう語ってくれた。
コロナ禍に欠かせないハンドウォッシュには、農園で採れたフレッシュなマンゴーが使われている。その他にはオーガニックのアロエベラやココナッツ、アーモンドオイルにハーブなどなど。まさに農園直送!まるごとハワイの大地の恵みでできたハンドウォッシュだ。
例えばカフクファームの商品をバスルームで使うと、それは水とともにやがて大地に流れ出ることになる。だからこそ商品はどれも「ナチュラルで大地を汚さないものでなければ。」とカイリーさんとジェダさんは言う。
ハワイの豊かな大地で働く2人だからこそ、自分たちの作るスキンケアやハンドソープは大地に、そして地球に優しいものでなけばと徹底したマラマ(思いやりの心)な思いを語るのだ。
受け継がれる大地、続く大地への想い
そもそもカフクファームの歴史は1900年代にさかのぼり、サトウキビプランテーションで働くためにハワイへ移民した日本人ファミリーたちが起こしたものだ。
現在のオーナーであるカイリー、ジェダ夫妻は4代目となるのだが、先人たちが残した、自然を尊び、自然の中で生き働くことを大切にしながら、現代のニーズに応えようとしている。
農園ツアーは行われていないものの、園内のカフェはオープンしており、農園で採れたばかりのフルーツを使ったスムージーや、ハワイではほとんど栽培されていないアサイを使ったアサイボウルなどが人気。またお土産としてベストセラーなのがリリコイバター。リリコイとは、パッションフルーツのこと。独特の酸味を持つトロピカルフルーツで、なめらかなバターの中にリリコイフルーツがブレンドされ、クリーミーでありながら爽やかな後口のバターです。パンにつけて食べても美味しいし、スコーンやヨーグルトと一緒にいただくのも美味。
カフクファームのボディウォッシュで、マンゴーの優しい香りに包まれながら朝のシャワーのあと、リリコイバターを添えたブレックファーストをいただく・・。
日本にいても、ハワイの大地に吹き渡る風を思いながら、そんな豊かな朝があっても良い。
Kafuku Farms―カフクファームについて
オアフ島北端のノースショア、カフクにある広大な農園。栽培されているフルーツや野菜を使ったスムージーやサラダ、ピザなどをいただけるファームカフェが人気。野菜の直売を行ったり、自家製ジャムなどの直売店も併設される観光農園。
農園で採れたフルーツ等を使って作られたオリジナルのスキンケアやハンドウォッシュは日本からはHPで購入可能。
現在、金曜日から月曜日までの週4日オープン。
午前11時~午後4時まで。
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