次のハワイ旅行では「ガーデンアイランド」カウアイ島に是非おいで下さい！

2022.03.17

皆様お久しぶりです。
こちらカウアイ島は感染予防は続けながら少しづつ日常が戻りつつあります。
再開第1回目の今回は、コロナ禍のカウアイ島はどのような様子であったか、そして島の現在の様子についてお伝えさせていただきます。

カウアイ島は島内で爆発的なコロナ感染が起こった場合、島の三つの病院に合計で20床ほどしかないICUが逼迫してしまうという理由から、蔓延当初はハワイ州の中でも特に厳しい規制や入島に関わる措置が続きました。

一番厳しい時期は入島者に２週間の隔離義務が課された他、「curfew」と言う夜間の外出禁止令が発令されました。（ちなみにポリスによると、この時期もともと低いカウアイ島の犯罪がさらに減ったという良い側面もあったそうです。）
また当時は全米の中でもいち早く公共の場でのマスクの着用義務を開始したことで注目を集めました。

カウアイ島は小さな島なので、アイランドカルチャーといいますか、他者を思いやる気持ちから、ルールを守り、皆きちんとマスクをしていて、姿の見えないウィルスとの戦いに際して同じ方向を向いていたように思います。
また、カワカミ・メイヤーが自らSNSを通して毎日の感染状況や対策、お家時間の過ごし方まで常時発信してくれたことも、有難いことでした。現在も毎日の発信は続いています。

ハワイ州が観光客の招致を再開した後もカウアイ島は慎重で、「トラベルバブル」と呼ばれるシステムを設けて段階的に観光業の再開が行われました。これは陰性証明を持つ旅行者が指定ホテルで３日間滞在した後、再度陰性が証明されればその後は自由に行動出来るというもので、引き続き感染拡大を予防しながらも、観光ビジネスを再開する苦肉の策でした。

これらの対策が功を奏してか、幸いカウアイ島では長らく少ない陽性者数を保つことが出来ました。
その後ほどなくして他島のように陰性証明があれば隔離なしで移動が出来るようになり、現在に至ります。

あいにく今年の1月はオミクロン株の流行のため、初めて感染者数がこれまでになき跳ね上がってしまいましたが、ワクチンの普及が功を奏してか病院の運営危機にはならなかったようです。

３月現在はかなりケースは落ち着いていて、コロナの無料検査所も営業時間を短縮するほどになっています。

カウアイ島は現在も街のあちこちで6フィート離れて下さい、というサインを見かけますし、店頭入口やレジ横にはサニタイザーが置かれています。また、ホテルのエレベーターでは一度に乗り込むのは一家族だけにして下さい、とお願いがされています。

レストランのテーブルは通常より間隔が取られるようになり、換気の為に窓を常時開け放ったり、あるいはアウトサイドのテーブルを増設したお店が増えました。
今後もしばらくはこのような体制が続いていくと思われます。

観光客の足が遠のいた分、住民もなるべくローカルビジネスをサポートするようにまわりましたが、それでも残念なことに閉店を決めたお店も少なからずありました。

そんな中、コロナ禍でも新たにオープンしたお店もあります。
リフエに開店したパティスリー「Orly」は30年の経験を持つシェフがオープンしたお店で、ケーキやクッキーなど大人気です。
また、キロフナプランテーション内には「The Pua Bar」というお洒落なフラワーショップが登場。自分で花束を作れるお店はカウアイ島にこれまでなかったので個人的に嬉しかったです。
島民待望の「ターゲット」がオープンした際は長蛇の列が出来たほどでした。
日本企業「ドンキホーテ」傘下の「タイムズ」では日本食品コーナーが新たに増設され、日本人としては大変助かっています。

既存のお店では島内で人気のケンジバーガーがカパア、リフエに続いてコロアに店舗を増やしました。
また、変わり種としてはカパアにドライブスルーコーヒーなるものも登場しました。
元祖 Grab and Go システムであるフードトラックビジネスはコロナ禍でも堅調な様子です。
カウアイコーヒーはEコマースでの売り上げが増えたと聞いています。

ファーマーズマーケットも一時期は人の密集を避ける為、中止されていましたが、現在はテント間のスペースを広げつつ再開しました。
中止されていた間は、ファーマーの方から直に野菜や果物を買うことができました。コロナで物流がどうなるか、またスーパーに行くにも不安があった中で、カウアイのファーマーの皆さんの存在は心強かったです。今後も地産地消できる環境に感謝し、一消費者として協力していきたいな、と強く思いました。