アメリカ人は無類のジャーキー好きといっても、過言ではないと思われます。どこのスーパーに行っても必ず豊富なジャーキーコーナーがありますし、こちらのアイランドナチュラルも例外ではありません。ただそこは、やはり“アイナチュ”セレクション。デレックさんによると、アイランドナチュラルの商品棚に陳列するには相当過酷な『アイランドナチュラル・スタンダード』と呼ばれる審査にパスしないとセレクトされないそう。ジャーキーなどは添加物と着色料の宝庫ですが、こちらにあるものは添加物も着色料も厳選されたもののみを使用したアイテムばかり。
下記のスライドショーでは、その一部をご紹介しています。例えば『森の宝石』と名付けられたマッシュルームでできたジャーキー。こちらはUMAMI(EDAMAMEやKOJI:麹など英語になった日本語)を最大限に生かして作ったと書かれています。
そして小麦グルテンで作られた、テリヤキやライム、テキサスBBQ、そしてタイ・ピーナッツ風味のフレーバージャーキー。これはクセになる味で、何度もリピートしてしまいます。しかもクルエルティフリー(動物実験などを行なっていない製品)、カーボンフットプリント(原材料調達から製造・販売・使用・リサイクル・廃棄までの過程で、排出される温室効果ガスの排出量をCO2の排出量に換算した指標)削減製品と大きく書かれています。
たくさんのビーガンジャーキー、そして牛を使っていても牧草牛を使ったジャーキーであったり、エアドライ製法のジャーキー、亜硝酸ナトリウムの入った塩せき液に浸していない豚のもの、そしてターキー、なんとバッファーローまで!
ちなみにアサダフレーバーは、かの有名なヨシダソースのように浅田さんが作ったソースのことだと思って私は長らく食しておりましたが、Carne Asada (スペイン語でCarne:牛、Asada:グリル)という意味の焼いた牛フレーバーということが今回判明しました。ちょっとスパイシーなメキシカン・ステーキ風味です。
日本にいるとそこまで食べたくなるわけではないのに、アメリカにいると無性にジャーキーを欲してくるのはやはり土地の湿度や温度、空気感によるものなのでしょうか。余談ですが、鮭とばや干し貝柱、アタリメなどもジャーキーコーナーにあるので、アメリカ人からしてみると日本人もジャーキー好きの同類だと思われている節があります。