ハワイでも日本でも「オータサン」の愛称で親しまれる、ウクレレの神様、ハーブ・オータ氏。
ホノルル生れの日系二世で、プロの音楽キャリアは、66年、81歳となる今でも精力的なライブ活動と音楽制作活動をしていらっしゃいます。
12歳の時、ウクレレマイスターのエディ・カマエの影響を受けて猛練習を重ね、OHTA-SAN STYLE と呼ばれる独自のウクレレ奏法を確立、ハワイアン音楽だけにとどまらず、ジャズ、ラテン、クラシック、ポップス、ロックなどあらゆる種類の音楽をウクレレ一本で演奏するというスタイルは、多くのミュージシャンに影響を与え、ソロ楽器としてのウクレレの可能性を大きく広げた功労者です。
また、日本語も堪能で、1953年~1963年の朝鮮戦争時にはアメリカ海兵隊司令官付通訳として約11年間、韓国と日本に駐屯し、1980年代後半からは毎年のように来日し、日本における第二次ウクレレブームの立役者です。
私が、幸運にも、初めてインタビューしたハワイのアーティストは、オータサン。今では20数年以上のお付き合いになります。
オータサンに「今迄、リリースしたアルバムの数は把握していますか?」と尋ねると、茶目っ気のある答え方で、「I DON’T KNOW 」。私も地道に数えましたが、まさにCOUNTLESS。(でも、80アルバム以上であることは確かです。)
2015年は、ハワイで、ご本人が大好きなブラック一色のジャケット「UKULELE SOLO」をリリース。このアルバムに収録されている、「ハワイアンウェディングソング」は、絶品です。因に、ウクレレ1本だけで演奏する完全ソロ作品としては、2005年の『ハワイアン・タイム~ウクレレ・ソロ』(VICP-63036)以来。ウクレレの音色の円熟、かつ、ハワイの風のように爽やかな軽やかさが、たまりません。
日本では、ビクターエンターテインメントからジャケット違いの日本盤がリリースされていますが、ハワイでリリースされた真っ黒なアルバムは、あまり流通されていませんので、やはり、貴重ですよね。スタジオリムでも入荷をしました。是非、ハワイ盤と日本盤の2枚を皆さんのミュージックライブラリーに加えてくださいね。
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