ハワイの風景が見える音楽〜アイナハウ

2015.10.16

ハワイ王国の王位継承者として最後まで、ハワイ王国の復活のために力を
注いだプリンセスカイウラニは、その願い叶わず、ハワイ共和国は、正式にアメリカの準州として、1898年8月12日にアメリカに併合されました。
そして、その7ヶ月後、1899年3月12日、彼女の自宅があったワイキキのアイナハウで23歳の人生を閉じました。

「アイナハウ」は、彼女の母親で、カラーカウア王様の妹、プリンセス・リケリケが、「爽やかな風が吹く土地」という意味をこめて、名付けた場所で、プリンセス・カイウラニが、生まれた時に、カメハメハ大王の血をひく、プリンセス・ルース・ケエリコラニから受け継いだ土地。プリンセス・リケリケは、薔薇が植えられ、芳しい香りが漂い、草木が青々と育つこの土地をこよなく愛し、この土地「アイナハウ」について曲をつくりました。

彼女が亡くなった日は、プリンセス・カイウラニの飼っていた50羽以上の孔雀が大きな声をあげて鳴きわめいたと言われています。

現在、プリンセス・カイウラニの銅像は、当時、彼女の所有していた1万2千坪の
アイナハウのエリアに、1999年10月16日、124回目の生誕を祝う日に建てられました。場所はクヒオ通りとカネカッポレ通りの角のトライアングル公園です。

写真は、2015年10月16日に撮影したもの。
140周年目の生誕を祝う日にたくさんのレイがかけられ、セレモニーが行われました。この日も、プリンセス・リケリケが作った「アイナハウ」の歌のように爽やかな風にそよぐ椰子の木の葉が、印象的でした。時代が移り変わり、ビルが建ち並ぶワイキキになっても、リケリケ姫やカイウラニ姫が感じた風と私の頬で感じる風は、同じなのだと思うと、とても嬉しい気持ちになりました。

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プリンセスカイウラニ像

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