大人気のTシャツブランド、Aloha Revolutionが地元少年野球チームのためにファンドレイザーTシャツを制作!

2022.09.27

ハワイのローカルに愛されるTシャツブランド、アロハ・レボリューション(Aloha Revolution)。オーナーのエド・スギモト(Ed Sugimoto)氏が考案したロゴは、ALOHAを逆さまにして「VH07V」と記す。

このユニークなロゴは、着ている本人から見るとALOHAと読める。真意はいつでも自分のハート(心臓)にプリントされているALOHAの文字を見て、人や自然を大切にするアロハの気持ちを忘れないでほしいという思いが込められているのだ。

そんなアロハがたっぷり詰まったブランドが、地元ハワイの少年野球チームの為に行ったファンドレイザーTシャツがハワイで話題に!実はこの野球チームは、先月リトル・リーグ・ベースボール・ワールドシリーズ・チャンピオンシップという少年野球の世界大会でナンバーワンに輝いたチームなのだ。

チームカラーであるライトブルーとゴールドカラーを使い、内部の汗や水分をコントロールし、常に快適な状態を保つモイスチャーウィッキングTシャツは、8月末にワールドシリーズの優勝が決定したと同時に受注販売がスタート。この売り上げのうち、コストを除く全ての利益がこの野球チームへ寄付された。

実は2018年にもハワイの少年野球チームが同大会で優勝し、その際にもチャリティーTシャツの受注オーダーを行った。しかしその時の寄付金は1000ドルだったそう。しかし、今年はなんと1万5000ドル!実際は、1万4100ドルだったが、スギモト氏の粋な計らいで切り上げて1万5000にしたそうだ。現在の為替レートで日本円にして約210万円もの金額を寄付することができた。

「今年は準備万端だった」と語るスギモト氏だが、Tシャツのオーダー数は受注期間約2週間という短期間で、1000枚以上もあったそう!さすがハワイを代表するTシャツブランドの実力と言える。

「シャツを購入してくださった方たちに、まずはありがとうと言いたいですね。優勝したチームと僕のブランドを10年以上支えてくれているファンたちには本当に感謝しかないです」とスギモト氏。

なぜ、優勝した野球チームのためにファンドレイザーをしたいと思ったのか?

「僕も子供の頃に野球をしていて、もし自分がワールドシリーズに出ていたら…と自分の少年時代を重ねてみたんです。両親は渡航費等多くの出費があってきっと大変だろうと思ったんですよね。それで、ファンドレイザーのTシャツを作ろうと考えました」

え?!そんな個人的な想像から、200万円も集めてしまうチャリティー企画を即実行してしまうスギモト氏がかっこよすぎる。

これまでも、乳がんをサポートするチャリティー団体や、ハワイの工場が閉鎖したパン工場、ラブズ・ベーカリー(Love's Bakery)のリストラされた従業員達をサポートするためなど、数々のファンドレイザーTシャツを作ってきたアロハ・レボリューション。

1万5000ドルの小切手を渡すセレモニーは、受注オーダーを受けていたTシャツの受取日と合わせて、アイエア(Aiea)の直営店で開催。ファンに喜んでもらいたいと、野球チームの少年たちのサイン会も同時開催された。

バットやTシャツを抱えた地元のファンが詰めかけ、地元のニュース撮影クルーも取材に来ていた。たまたまこのイベントに居合わせたアンクルは、店内に入ってきて少年たちと笑顔で次々とハイタッチをする姿も。なんともザ・ハワイらしい光景だった。

ハワイで人気のTシャツブランドは、培ったブランド力で地元コミュニティーをサポートしながらも、ビジネスの拡大を狙っている。アメリカ本土、そして世界。中でも日本はスギモト氏にとって大好きな場所で、「人を助けることの大切さ」を教えてくれた彼の両親が生まれ育った場所でもある。今後のアロハ・レボリューションの活躍にますます期待したい。

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