ダイヤモンドヘッドの裾野に広がる、カピオラニ公園に隣接する形で、長年人々に愛されてきたホノルル動物園(Honolulu Zoo)。ホノルル在住の筆者は年間パスを買って、小さな子供達を連れてよく通った所です(遠い目)。仕事で前を通る度に「久しぶりに行きたいな~」と思っていたところ、動物園に関する2つのニュースを知り、「よし、行くぞ!」と決意。パンデミックもあったことで、3年ぶりに動物園へと参りました!
大人だって楽しい!新しい仲間が加わったホノルル動物園の楽しみ方
2022.10.06一つ目のニュースは、「新しい仲間」が加わったこと
現在、900種を超える動物たちが暮らすホノルル動物園に、カリフォルニア州サンディエゴにある「サンディエゴ・ズー・サファリパーク」から、若いサイがやって来たというニュースがありました。画像を見ると、まだお子様なのか体のサイズはコロンと小さめ。サイを見て、カワイイと思ったのは初めてです(サイ好きな方、スミマセン)。それでは早速、サイの居住エリアに向かって、ズンズン進んでいきましょう!
もし、小さなお子様や、お疲れになりやすい方がいらっしゃったら、入り口でベビーカーと車椅子の貸出もしているので安心です。
以前は、入園時にもらえる紙の地図を手に歩くことができましたが、環境に配慮してそちらを廃止したとのことで、QRコードで携帯電話に地図を表示する形になっていました。目指すは地図左端の茶色の部分、「アフリカン・サバンナ」です。
大きな木陰をのんびりと歩きます。高層建築に囲まれたワイキキの街から、一歩外に向かっただけでこの解放感!
象の居住エリアから見るダイヤモンドヘッドも、また格別です。
ホノルル動物園が最初に形になったのが1915年。ライオン、猿、熊、鹿、馬、鶴、亀などが集まりましたが、何と言っても人々の大注目を集めたのが、1916年にハワイに初めてお目見えしたアフリカ象のデイジー。デイジーを一目見ようと、動物園には人々が殺到したそうです。ちなみに、現在はアジア象2頭(1975年生まれのMariと85年生まれのVaigai、共に女の子)が住んでいます。
動物園であり、植物園でもある
動物園でありながら、植物の説明があちこちで見られるのも特徴的。古代エジプトで紙の原料となったパピルスや、古代ハワイでの生活を支えた植物たちにも多数出会えます。
おっ!「アフリカン・サバンナ」エリアにお住まいのキリンやシマウマが見えたということは、サイの居住エリアは近い!
…あ、ありました!
どこ!?あのカワイイサイはどこ⁇
ふと振り返ると、動物園の係の方がイスを出して座ったところだったので、「ニュースに出ていたサイは、ここで見られるのですか?」と聞いてみたところ、
「はい、でもすごくシャイなんです。住んでいたサンディエゴの方では、人が大勢近くにいる環境ではなかったので、人の声や音がすると、まだなかなか出てこないんです。いつでも外に出られるようになっているんですけどね。今は、環境に慣れさせている段階なんです。」
そ、そうですか…(汗)
筆者、ちょっと勇み足だったみたいです…。環境に慣れた頃に、また会いに来ます(涙)
もし実際に姿を見ることができたら、それはとてもラッキーなことですね!
この、カワイイサイの姿は、ホノルル動物園のフェイスブックで動画が公開されているので、ぜひご覧ください。
8歳の女の子なのだそう。35歳位が平均寿命らしく、中には50歳を超えたサイもいるそうなので、ハワイで幸せに、長生きしてほしいですね。
動物園内でピクニック
観光スポットとしてだけでなく、地元の人々の憩いの場としての役割を長く果たしてきたホノルル動物園。園内でのピクニックも可能です。大きなクーラーボックスにランチを詰めて、園内に入れるようになっているので、芝生の上にマットを広げたり、お子様を遊具で遊ばせてあげながら、ベンチで手作りランチを家族で楽しむというのもOK!ちなみに、アルコール類は公共の場では飲むことが禁止されているのでご注意を。ゴミもしっかり持ち帰りましょう。
二つ目のニュースは、フードエリアの大改装
ちなみに、動物園内でランチを買うこともできます。1951年から70年以上に渡って、ランチやシェイブアイスなどを提供してきた建物を改装し、2022年夏から、新たな建物と新コンセプトのメニューで営業再開。ハンバーガーやお子様向けのパスタなどに加え、動物性の食材を一切使わないヴィーガン料理もメニューに加わりました。ストローなどもプラスチック製品を使わず、環境保護にトコトン配慮しています。
そういったわけで、久しぶりに動物園を訪れましたが、動物たちの居住エリアやフードコーナーなどがきれいに改装されていたことに加え、環境保護への配慮も一段となされていて、たくさんの発見のあった1時間半の散策でした。「動物園、昔行ったな~」という方も、行ったことがない方も、ぜひ最新のホノルル動物園を訪れてみてください。(カワイイサイも、ぜひ見てみてくださいね!)
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