新型コロナの影響を大きく受けたハワイも、コロナ前の日常がだいぶ戻ってきました。そんな今年の年末年始は、ワイキキで過ごそうと計画されている方もいらっしゃるのでは?
多くの日本人観光客の方も利用される巨大リゾート、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート(以下ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ)。ここは、ある「伝説の人」に関わる大事な場所です。リゾート周辺を歩きながら、これからご紹介するスポットをぜひ探してみてください。さて、その「伝説の人」とは一体、誰なのでしょうか⁇
新型コロナの影響を大きく受けたハワイも、コロナ前の日常がだいぶ戻ってきました。そんな今年の年末年始は、ワイキキで過ごそうと計画されている方もいらっしゃるのでは?
多くの日本人観光客の方も利用される巨大リゾート、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ・ワイキキ・ビーチ・リゾート(以下ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ)。ここは、ある「伝説の人」に関わる大事な場所です。リゾート周辺を歩きながら、これからご紹介するスポットをぜひ探してみてください。さて、その「伝説の人」とは一体、誰なのでしょうか⁇
右手にアラモアナ・ビーチパーク、左手にアラモアナ・センターを見ながら、アラモアナ・ブルバードをワイキキに向かうと、ビルに囲まれ、思わず首がすくんでしまうホブロン・レーン(Hobron Ln)との交差点があります。
この交差点を越えたところで、すぐ右手に、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ内に入れる道が見えてきます。その道の名は…?
カハナモク・ストリート(Kahanamoku St.)。ムムム…
さらに先に行くと、フラダンサーの見事な動きを再現した銅像が見えてきます。この銅像に沿ってカリア・ロード(Kālia Rd)に入ると見えてくる、すぐ右手に伸びる道の名は…?
パオア・プレイス(Paoa Pl)。「カハナモク」「パオア」…この2つの道の名は、どちらも、この方のお名前でした。
デューク・パオア・カハナモク(1890年生~1968年没)。ハワイの大事な文化の一つ、サーフィンを世界に広めただけでなく、オリンピック金メダリストとして、世界に名を轟かせた伝説の人です。この方が育った地が、現在のヒルトン・ハワイアン・ビレッジのある辺りなのです。
アラモアナ・センター、ヒルトン・ハワイアン・ビレッジ、フォート・デ・ルッシー辺りはかつて、「カリア」と呼ばれていたことから、その地名が現在「カリア・ロード」という道の名に残されています。カリアの地の前に広がる海…
アラワイ運河ができる前は、川が流れ込んでいた所なので、栄養豊富な淡水と海水が混ざり、海藻や魚介類が豊富に獲れる、とても豊かな海でした。
そんな海を目の前にしてデュークは育ち、そして泳ぎを覚え…ついには水泳でオリンピックの金メダリストに昇りつめます。ちなみに、デュークの初泳ぎは3歳の時。お父さんにカヌーで沖に連れて行かれ、ポンッと海に入れられ、自力で泳がされたそう。海が怖くて泳げない筆者も、この海で泳ぎを練習していたら…(妄想は続く…)。
そのカリアの海を前に広がるビーチは、「カハナモク・ビーチ」。そして、ビーチとリゾートの間にある人工のラグーンの名は、「デューク・カハナモク・ラグーン」です。
そのような、デューク・カハナモクゆかりの地であるヒルトン・ハワイアン・ビレッジでは、デュークに関する展示も大きく行っています。目立つ場所ではないので、知る人ぞ知る…といった場所かもしれませんが、ぜひ見つけてみてください!このような展示です。
この展示が無事に見つかったら、散策の締めくくりとして…
展示から徒歩1分程の所にある、カウアイ島発のアイスクリーム屋さん、「ラパーツ(Lappert’s)」の美味しいアイスクリームを片手に…
夕日に染まる、それはそれは美しいカリアの海を、「伝説の人」が生きた時代に思いを馳せながら、ゆっくりと眺めてみてはいかがでしょうか。