ハワイアンの女性、チェルサ・デイビスさんが手作りするスキンケアは、次世代の子どもたちの自然環境を想う、アロハとマラマにあふれている。
100%天然由来!ハワイアンのアロハが作るスキンケア
2022.12.13子どもたちに安全な日焼け止めを!
ハワイ島で生まれ育ったチェルサさんは、家族で海で過ごす時間を何より大切にしていたハワイアンだ。だからこそ日焼け止めは家族にとって必需品。
けれどチェルサさんが3人目のお子さんを妊娠中に、今まで使用していた日焼け止めの成分のなかに、オキシベンゾンなどの有毒物質が含まれていることに気付く。
「子どものためにも、そして子どもたちの将来のためにも、100%天然素材の安全な日焼け止めが必要だと思ったの。すぐに自宅のキッチンでサンゴ礁に害を与えない、つまり子どもたちにも安心な日焼け止めを作る実験を繰り返したの。」とチェルサさん。
試行錯誤の末チェルサさんは、ココナッツオイルやビーワックスなどを成分とした。サンゴ礁に害を与えないリーフセーフのサンスクリーンを創り上げる。
その日焼け止めは、アメリカ農務省(USDA)からもオーガニックのサンスクリーンとして認証された。
パッケージもプラスティックは使用せず、ガラスや紙などリサイクル可能なもののみ。ハワイ島、ホノカアを拠点とするスキンケアブランド、アオ・オーガニックス・ハワイの誕生である。2017年のことだった。
スキンケアの後ろに広がるハワイの自然
創業以来、チェルサさんは可能な限り、地元の農家から原材料を仕入れている。
「地元の農家への支援も大事だと思っています。ハワイの素材は素晴らしいし、まさに自然の恵みです。スキンケアは全て手作りで、少量生産でもかまわないので、地元農家が作った素材を、丁寧にいかすことを大切にしています。」
とチェルサさん。
筆者が愛用しているアイクリームは、ハワイ島のパパロア・ジョー・コーヒー・カンパニーのコーヒーが使われている。
コーヒーに含まれる成分は、美容成分として抗酸化作用が期待でき、目の下のクマや炎症が軽減すると言われている。
しかもククイナッツオイルなども豊富に含まれているので、朝晩のお手入れに使用することで、乾燥しがちな目元に潤いを感じることができる。
こんな優秀なハワイ産のナチュラル成分があれば、化学物質を使用した高額なアイクリームは必要なくなると言うわけだ。
リサイクル可能なパッケージ!サスティナブルなコスメ
徹底した環境保護をモットーとしているアオ・オーガニックス・ハワイでは、パッケージにも強いこだわりがある。
ブランドのアイテムはプラスチックを使用せず、紙や缶、ガラス瓶などリサイクルできるもののみで販売されている。
写真のシャンプーやコンディショナーも、液体でなくバータイプのものを販売することで、容器を使用することなく使い切ることができる。
ガラスや缶はリサイクルが可能である。空のボトルをアオ・オーガニックス・ハワイに郵送すると、製品を補充してもらうこともできる。
また、今まで使用していた有害な日焼け止めをチェルサさんに送れば、それを環境に配慮した形で処分してくれる。
しかもこのような環境保護に協力してくれた方たちは、彼女の安全な日焼け止めを購入する時、50%の割引となる。チェルサさんの徹底したマラマな想いがそこにある。
「全ての女性に勇気を与えるスキンケアを作りたいと思っています。ハワイアンとしての自分自身に誇りを持ち、アロハな気持ちでスキンケアを作っていきたいんです。将来の地球のためにも・・・。」
取材の最後にチェルサさんはそう話してくれた。
彼女の心の中にあるマラマやアロハをもとに、スキンケアをつくることが、自然を守る行為につながっている。
ハワイ島、ホノカアの工場で毎日スキンケアを創りながら地球を想う、チェルサさんのコスメをぜひ使ったみてほしい。きっとハワイという島と、そして地球という星をもっと愛おしく思えるはずだから。
Ao Organics Hawaii
- ハワイ島
- メイドインハワイ
- お土産
- ショッピング
- ショッピングセンター
- ビューティ
- ローカルデザイナー