ハワイ初のあるものが2023年の夜空に登場!それって何?

2023.01.22

ハワイ初のものが夜空に!

2022年の大晦日から2023年の新年にかけて、ハワイ初のものが夜空を飾りました。
それは何かというと、ザ・カハラ・ホテル&リゾートによるニューイヤーカウントダウンのドローンです。それもただのドローンではありません!200機もの色鮮やかなライトがついたドローンがカハラビーチの夜空を飾りました。
ハワイで花火はありますが、このドローン花火はハワイ初だったのです!

ドローンでは、カハラホテルのロゴをはじめ、サーフィン、イルカ、カメ、州旗、2023の文字など様々なデザインを演出されました。この新感覚な花火はとっても圧巻でした!

ザ・カハラ・ホテル&リゾートのシニア・マーケティング・マネージャーの佐々木和歌子さんは次のように述べています。
「今回カハラホテルにお戻りになられたお客様に通年とは異なるドローン・ライトショーをご用意いたしました。ドローンは大きな音を出さず、再利用ができ環境を汚染することがなく、カハラホテルのロゴのカウントダウンから始まり、イルカやクジラ、サーファーなどのかわいらしい形を音楽とともにお楽しみいただきました。今年末もドローン・ライトショーを実施する予定ですので、是非また皆様にお越しいただければ幸いです。」

この様子はインスタライブでご覧いただけます

カハラビーチの夜空にも打ちあがったハワイ州旗を紐解く

カハラビーチの夜空にも打ちあがったハワイ州旗はなぜこのデザインであるかご存じですか?この旗は、ハワイ王国時代のものを引き継いだものですが、見てお気づきのとおり、イギリスのユニオンジャックの国旗とアメリカの星条旗がコラボして作られたものです。この州旗が作られたのは、カメハメハ大王時代の1816年に遡ります。

ハワイ州旗の由来をたどる・・・ジョージ・バンクーバー船長がキーワード

ハワイは、イギリスのクック船長によって1778年に発見されました。その船に乗船していた、ジョージ・バンクーバーさんは、ハワイ島ケアラケクア湾でクック船長が殺害された10年後、イギリス政府から太平洋の探検を再度命ぜられ、1793年、船長として訪問しました。

1793年に訪れた際には、バンクーバーさんは、ケアラケクア湾のクック船長の殺害現場を訪れ、その際カメハメハ大王や、大王の妻カアフマヌさんにも会われたそうです。その後3度にわたってハワイを訪れ、カメハメハ大王と親交を深めたと言われています。

親交の印に、カメハメハ大王からバンクーバー船長には、フェザーヘルメットやケープなどを贈ったそうです。(現在は、大英博物館に保管・展示)

バンクーバー船長は、牛などの家畜をハワイに連れてきたと言われてますが、彼が連れてきた5頭の牛は、その20年後には数千頭に繁殖し、ハワイ島パーカー牧場のはじまりなのです。
詳細は https://parkerranch.com/legacy/history-of/ 

イメージ:Encyclopædia Britannica

イギリスに贈られたケープ

イギリス・ロイヤル・コレクション・トラストによると、1810年3月3日、カメハメハ大王1世がイギリス国王ジョージ3世にケープを贈ったということが記されています。そのケープには手紙も添えられていたそうです。手紙には、イギリスからの掩護をハワイが受けたいという申し出が書かれていました。その後、このケープは、1812 年 6 月 7 日にターナー将軍から摂政皇太子に贈呈されました。
そして、バンクーバー船長は、イギリスがハワイを掩護しているという印にカメハメハ大王にイギリスの旗をプレゼントされたそうです。(諸説あり)

イギリスに贈られたケープ

Source: Royal Collection Trust

現在のハワイ州旗は、カメハメハ三世の時にこのデザインとなりました。これはバンクーバー船長からカメハメハ大王1世に渡されたものが基になっていると言われています。

アメリカの国旗は赤、白の2色ですが、ハワイ王国の旗はイギリス国旗の青も含め3色です。つまり、上から白で始まる8本のラインは、ハワイ主要8島(オアフ島、カウアイ島、ハワイ島、マウイ島、ラナイ島、モロカイ島、カホオラヴェ島、ニイハウ島)を表しています。

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