ポリネシア航海協会(PVS)は、5年間にわたる「モアナヌイアケア航海」の計画と準備を経て、2023年6月10日(土)にアラスカ州ジュノーに到着後、太平洋周航を開始すると発表しました。4年間の航海期間中、伝統航海カヌー「ホクレア」と姉妹カヌー「ヒキアナリア」に乗船する約400名のクルーは、推定43,000海里の太平洋を航海し、36の国と島々、100近い先住民族の地域、300以上の港に寄港する予定です。
モアナヌイアケア航海の目的は、健全で豊かな未来に向けて地球をナビゲートするために、若いリーダーを育て、世界中のコミュニティを巻き込んで、1000万人の「プラネタリー・ナビゲーター」(地球や社会をより良く導く人々)のムーブメントを巻き起こすことです。航海そのものが世界的な教育普及活動であり、地球のためのカヌーを意味する「ヴァア・ホヌア(Waʻa Honua)」(www.waahonua.com) と呼ばれる仮想の「第3のカヌー」を通じて教育や物語を共有し、海の重要性と先住民の知識を広めます。PVSと教育パートナーは、地球を思いやる気持ちを大切にし、より良い選択をするよう人々を鼓舞させることを目標に、あらゆる年齢層向けの物語や講義を用意しています。