島に信号が1つもない最後の楽園と呼ばれるラナイ島へはオアフ島から飛行機でたったの30分で行くことができる。かつてはパイナップル産業が盛んでドール社が島全部を所有し、その当時入植した多くのフィリピン系移民と、それ以前から住むハワイアンや日系人などで構成される島の人口は約3200人。手付かずの自然とそこでゆるりと暮らす人々を取り巻く時間は優しく穏やかに流れる。そんなラナイ島の変化がいま大変な注目を浴びている。のんびりとしたハワイらしさを最大限に引き出しながら、ウエルネス、SDGs、地産地消と地球規模で取り組むべきテーマを意識した究極のリゾートへと生まれ変わっているのだ。
秘密の島ラナイへ。スローライフを叶える過ごし方
2023.04.30「センセイ・ラナイ」ではウエルネスのエキスパートがチームとなり、運動、栄養、休息のプランに沿った滞在をヨガ、フィットネス、食事、瞑想、スパ、ゴルフといったあらゆるアクティビティーを巧みに取り入れてサポートする。その人それぞれにあった健康であり、幸せであり、また目的を達成できるステイを体験できる。満足度を最大限にまで引き上げるウエルネスリゾートがこんな小さな島にある!私もこの地を訪れるまではにわかに信じられなかった。
「センセイ・ラナイ」の敷地にある「スパ・ハレ」でのトリートメント。10棟あるコテージは和の佇まいに緑豊かな庭園と露天風呂、スチームバス、サウナと隠れ家のような情緒を帯び、セラピストの優雅なリードと施術に、普段スパでは決して寝ない私もうとうとしてしまうほど全身が緩み、癒され、とろけた。
島のどこの海へ行こうとも人がいない。「フォーシーズンズ・リゾート・ラナイ」の前に広がるフロポエ湾にはイルカが来る、冬には鯨を見ることができる。ジープを借りて、カイオロヒア(シップレックビーチ)まで行けば、難破船を遠くに眺め、ビーチコーミングしている時に人生で初めて鯨の骨を見つけた。
島のどのレストランでも葉野菜の多くは「センセイ・ファーム」で栽培されたものが提供されている。輸送時間とコストがかからない野菜は今まさに収穫されました!というくらい新鮮で、滞在中毎食のようにいただきました。
このほかにも天体観測、乗馬、レイ作りなどのカルチャー体験、「ホテル・ラナイ」でのワイン・テイスティング、ジップラインとやることはたくさん。そのどれもラナイ流ののんびりとした空気と優しい島民のアロハスピリットが纏われているので臆することなかれ。
そして、どういうわけかここに来ると、これをやりたい!とは思っても、あれもこれもやっておこう、という気忙しい気持ちにはならないから不思議。まずは2泊3日で行ってみて。ラグジュアリーとハッピネスが共存するラナイ島の空気をたくさん吸って、自由な気持ちをお土産に持ち帰る。また来年も来たいと思う究極のリゾートライフがここにはある。
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