汽笛を鳴らして走るディーゼル機関車に子供が大興奮!ドールプランテーションのパイナップル・トレイン

2023.06.01

現在90カ国以上の国で事業を展開する有名企業「ドール」の始まりの地は、ノースショアへ向かう途中のワヒアワというエリアにあります。現在はドールプランテーションという名の観光農園として親しまれていて、老若男女に人気の観光スポットです。
ワイキキから車で約50分ほど。ザ・バス利用の場合はもう少し時間はかかりますが、アラモアナから52番のバスに乗れば乗り換えずに向かう事ができます。

現在オアフ島には2つの汽車が運行しているのですが、そのうちの一つがこのドールプランテーション内にあるという事で、家族で足を運びました。

プランテーション時代を彷彿とさせる可愛い建物。敷地内の土産物店や飲食店には無料で入る事ができます。

お目当てのパイナップルトレインは有料で、
大人 – $13.75
小人(4−12歳) – $11.75
カマアイナ/ミリタリー – $13.00
4歳未満の小人は無料
でした。

汽笛の音を聞くや脇目も振らず駆け出す息子。いつも大変な人気で混んでいると評判でしたが、幸いこの日はすんなりと待ち合いに並ぶ事ができました。

暫くすると可愛らしい機関車がやってきました。後から知りましたが。ドールの列車の中では最新の列車、ディーゼル電気機関車の「アロハ・エクスプレス」だったようです。

一刻も早く乗りたい息子を引き留めるのに必死な私達。やはり子供心に機関車というのは相当高まるものがあるようです。

乗車前には機関車の前でひと家族ごとにパイナップルを持った記念写真を撮って下さり、降車後に別料金で購入が可能でした。また、この日はお天気雨で時折雨がパラついていたのですが、乗る前に一つ一つ丁寧に座席を拭いてくださって、客車には雨よけのビニルもついていて快適に乗れました。

いよいよ出発です!
ガイドは英語のみですが、パイナップル・キングとしてアメリカ中に名を馳せたドール氏が、パイナップルを缶詰にして出荷することで商品の長距離移動を実現し、成功したことや当時の農園の様子などが語られていました。

現在農園にはパイナップルだけでなく、様々な植物が栽培されています。一つ一つ大きな看板がついていて、とても分かりやすい!
そしてこの赤土、衣類にうっかり色が付くとなかなかしぶとく大変なのですが、ミネラルが豊富で、パイナップルを育てるには最適なのだそうです。そしてなんと、植えるのも収穫も手作業なのだとか。ハワイの豊かな土壌と人の手がかかって、大きくて甘いパイナップルができるのですね。

色々な植物を見た後は、しばらくひたすら広がるパイナップル畑。
パイナップルがこんな風に実るなんて、恥ずかしながら私はハワイに来るまで知りませんでした。3年に2つ、もしくは4年に3つの実を収穫し、また次の芽に植え替えるそうです。なんだか一つ一つのパイナップルを有り難くいただこうという気持ちになって来ます。

クライマックスはハワイの人気ミュージシャン、マノアDNAのオリジナル曲「パイナップル・エクスプレス」を聴きながら汽車に揺られます。青空の下に広がる広大な農園を、心地よい風が吹き抜けていき、なんとも穏やかなひととき。約20分ほどの汽車の旅でした。息子はよほど心に残ったようで、今でも時々「チケットを渡して、パイナップルトレインに乗るの!」と話しています。

ドールプランテーションにはその他8つのガーデンを周るガーデンツアーや、ギネス記録にも載ったパイナップルガーデンメイズなどもあります。次はメイズに挑戦してみたいです。

お土産やさんではオリジナルグッズも充実。レストランではパイナップルソフトクリームとフレッシュなパイナップルをいただけます。

パイナップルのことやハワイの歴史、起業家ドール氏のことも学べるドールプランテーション。夏休みの自由研究や絵日記のトピックとしてもいいですね。
ノースショアに向かう際の通り道です。是非行ってみてください!

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