1979年のナ・ホク・ハノハノ・アワードで数々の部門で受賞をした曲「ホノルル・シティ・ライツ」は現在でもローカルのFM局でOAされるケオラ&カポノ・ビーマーによる大ヒット曲です。
しかし、ハワイ音楽や歴史に精通していない方々の間でも、この「ホノルル・シティ・ライツ」はおなじみの曲だったりします。
というのは、現在でも永遠のデュオユニットと評される兄妹デュオ(リチャードとカレン)「カーペンターズ」もこの曲をカバーレコーディングし、カレン・カーペンターズの死から3年後の1986年、悲しみに暮れるファンのために、生前未発表曲としてシングル・リリースされた特別曲だったからです。
ところで、カーペンターズカバーするきっかけとなったいきさつですが、、、、、
1978年、数々のヒットを飛ばしたカーペンターズのカレンとリチャードは、ホノルルへ旅行に訪れます。その時にローカルラジオ局でヘビーローテーションでかかっていた「ホノルル・シティ・ライツ」。ハワイの美しい車窓を眺めながら、この曲を聞いた2人は相当、相当気に入ったようで、翌年、アルバム「SLOW DANCE」のレコーディング時にこの曲も録音したと記述されています。(公式サイトの記述から)そして、1983年、拒食症とストレスに苦しんだカレン・カーペンターズは帰らぬ人となり、世界中のファンが涙しました。
ケオラ&カポノ・ビーマーの名曲「ホノルル・シティ・ライツ」は、ナイトフライトでホノルル空港を飛び立った後、眼下にみるホノルルの街に灯りをみて、「ホノルル去りがたし」という気持ちが切々と歌われています。
そして、ホノルルのホリデーシーズンの風物詩であるクリスマスイルミネーションが「ホノルル・シティライツ」と命名されたのは、1987年。カレンの死を悼むファンのためにリリースされた生前未発表曲「ホノルル・シティ・ライツ」のリリースが1986年。ホノルルという美しい楽園都市に魅せられたカレン・カーペンターズの想いが故の偶然の一致なのでしょうか?
スーパーデュオ「カーペンターズ」が、ホノルルをフィーチャーした曲を歌ってくれた事に対してのホノルル市民の感謝の想いが込められている様な気がします。
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