アーティストが生んだオーガニックコスメ「kh studio」

ペーパークレイを創るアーティストとして活躍されていた女性が、自身のために作ったオーガニック基礎化粧品が大人気に！
シンプルさを追求したブランド「kh studio」をご紹介します。

ハワイ、オアフ島に暮らすKeikoさんは、自分に合う基礎化粧品を探し続けていたと言います。

「私自身の肌が敏感肌でね、色々なものを試したのだけれど、自分にあったものを見つけることができなかった。肌に良いもの、ヘルシーな素材を使ったものがなかったの。だから自分で作ってしまおうと思って！」

筆者が取材をさせていただいていても、小気味よいリズムで、わかりやすく話してくれる爽やかでスマートな女性です。

ローカルの素材はもちろん、他州からもナチュラル原料などを取り寄せ、さらには薬膳の専門書などでも学び、長く試行錯誤を重ねたと言います。

そして、スキンケアブランド「kh studio」を生み出した時には、徹底したこだわりの基礎化粧品ができあがったのです。
それは、100％オーガニックを目指すこと、シンプルで使いやすいこと、敏感肌の方も使用できることなど、男女や年齢を問わず、安心して使えるスキンケアでした。

薬草のハーブオイルは、Keikoさん自身が摘み取ったハーブを乾燥させ、素材の成分を活かしながらコールドプレスで処方したもの。
ご自身の庭で栽培するターメリックや、モリンガなどの成分もたっぷり含まれています。

「kh studio」のプロダクトには、１，２，３・・・と番号がついています。
これは、Keikoさんがコスメを作り上げた順番なのだそう。何ともシンプルな発想！

そして私が最初に使って大好きになったのは、Keikoさんの5番目の子どもである「Five」のオレンジセラムでした。

日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、アメリカでは「ファーストセラム美容」と言って、洗顔したあとのお肌に化粧水を入れず、たっぷりと栄養のあるセラムを与えてあげる、という方法があります。

セラムは、化粧水より分子の構造が小さいため、肌にぐんと、深く入り込んでくれるわけです。乾燥した肌に、いっきに栄養を与える感じですね。

だから私は、疲れていたり、肌にハリがないなと感じる日は、ターメリックのソープで洗顔したあと、オレンジセラムをじんわりと肌になじませます。
お肌に温かさと、潤いが戻ってくるような気がします。特に乾燥する冬場におススメのシンプルステップのスキンケアです。

また、漢方薬としても使われる藍（インディゴ）のソープも、一度使っていただきたいアイテム。
藍にはポリフェノールやミネラルが豊富に含まれているため、抗酸化作用が期待できます。つまり、お肌の老化を遅らせてくれることも期待できるということなのです。

さらに、クレイマスクやボディパウダー、シャンプーバーなど、どれもナチュラルコスメであるうえに、アーティストのKeikoさんらしい、シンプルなパッケージデザインがお洒落で、ハワイ土産やプレゼントにもぴったりです。

コスメクリエイターたちが、手作りのコスメをつくる動悸は様々です。
ただ、美容ライターとして取材を重ねていて感じることは、彼らの共通する動悸の一つは、好奇心ではないかと思うのです。
ハワイの花や、海塩、土壌、または肌のPHなど、色々な事象に対する好奇心・・。

けれど、今回ご紹介したKeikoさんは、好奇心が人一倍強く、その情熱によって生み出されたのが「kh studio」のスキンケアではないかと思うのです。

素材はもちろん、自然にも大地にも歴史にも、そしてKeikoさんの「生きる」ということへのキラキラした好奇心。
それは、Keikoさんのアーティストとしての好奇心でもあるのだと思います。
そんなKeikoさんの生み出す「kh studio」のシンプルなスキンケア。
ぜひ一度、手に取ってみてください。きっとあなたのお肌を優しく包み、活力を与えてくれるはずだから・・・。