「近代サーフィンの父」と呼ばれるデューク・カハナモク氏の銅像は観光名所として人気のスポットですが、デューク・カハナモク氏はどんな方がご存知ですか?
1890年に誕生したデューク・カハナモク氏は、ワイキキビーチで育ち、幼少期から海で遊び、カヌーやサーフボード、そして水泳を行っていました。デューク氏が自由形を知ったのは、1910年頃。この自由形の動きが、サーフボードで沖へ出るときに腕で水をかく「パドリング」に似ていたこともあり、簡単に真似することができたそう。デューク氏は、生涯4度ものオリンピックに出場しています。
1912年ストックホルムオリンピックで100メートル自由形の金メダル、アントワープのオリンピックで金メダル、パリでのオリンピックで銀メダルを獲得。そしてロサンゼルスのオリンピックに出場されるまで20年間オリンピック選手で、当時の最長記録だったそうです。ハワイに初の金メダルをもたらした選手でもあります。
デューク氏は、アメリカやオーストラリアなど世界中でサーフィンを広めるために行った活動が、世界的なサーフィンのはじまりと言われています。つまり、 デューク氏の活動がなければ、サーフィンは存在しなかったかもしれません。
デューク・パオア・カハナモク氏は8月24日が誕生日ですが、毎年誕生日を祝して、8月の彼の誕生日前後に「デューク・カハナモク・オーシャン・フェスティバル・ワイキキ」がクヒオビーチで開催されています。