日本人選手の活躍に注目！ハワイ大学スポーツ

ハワイ大学スポーツシーズンが8月に開幕！ハワイ大学は全米大学体育協会（NCAA）1部という全米最高峰リーグに所属しており、2021、2022年に男子バレーボールが全米チャンピオンに輝くなど、素晴らしい成績を残しています。チームの愛称はレインボーウォリアーズ（虹の戦士）とレインボーワヒネ（虹の女性）。ハワイにはプロスポーツチームが存在しないため、大学スポーツはローカルの話題の中心なのです。

今シーズン注目すべきは日本人選手の活躍。日本人初の記録を打ち立てるプレーヤーや、日本代表を経験した選手など、異国の地ハワイで次々に輝かしい結果を残す注目の日本人プレーヤーたちをご紹介します。今年のハワイは、彼らを応援しにハワイ大学でスポーツ観戦はいかがでしょう？

アメリカで人気が高いフットボールの試合は常にハワイローカルの注目の的です。1909年に設立された歴史あるチームで唯一の日本人プレーヤーとして活躍するのが松澤寛政（まつざわ　かんせい）選手。千葉県出身で、高校時代にはサッカー部キャプテンとして県大会ベスト８に輝いた経歴をもちます。高校卒業後の一人旅でフットボールに出会い、2021年にオハイオ州ホッキングカレッジでキャリアをスタートさせました。2023年度よりハワイ大学レインボーウォリアーズにキッカーとして所属しています。今年8月24日の開幕戦でなんと5得点を挙げ、勝利に貢献！NCAA1部リーグで日本人の両親をもつ日本人選手がフットボールの公式戦で得点するのは史上初の快挙だそうです。

今年のフットボールシーズンは8月から12月まで。ハワイ大学でのホームゲームは7試合開催されます。2021年より競技場がアロハスタジアムから一時移転され、現在はハワイ大学マノア校内クラレンス・T・C・チャン競技場で試合が行われています。
試合スケジュールリンク：https://hawaiiathletics.com/sports/football/schedule

今夏、このレインボーウォリアーをパリオリンピックで見かけた方も多いのではないでしょうか。日本代表として出場したジェイコブス晶（じぇいこぶす・あきら）選手。神奈川県出身、カリフォルニア育ちで、2020年日本に帰国。史上最年少17歳で日本のBリーグチームに加入し、その後NBAグローバルアカデミーで最高峰のトレーニングを受けました。2023年にハワイ大学へ入学した際にハワイをざわつかせたのもそのはず。すでに2022年FIBA U18アジア選手権、2023年FIBA U19ワールドカップに日本代表として出場した経験がありました。昨シーズンは1年生にして28試合に出場。今年はさらなる飛躍が期待されます。また、今年新たにU18日本代表候補に選出経験のある井久江ロイ選手も加入しました。日本勢の活躍をぜひ生観戦で応援したい！

バスケットボールの試合は11月から3月にかけて開催され、16試合のホームゲームが行われます。会場はハワイ大学マノア校スタン・シェリフ・センター内のシンプリファイ・アリーナです。
試合スケジュールリンク：https://hawaiiathletics.com/sports/mens-basketball/schedule

近年大谷翔平選手の活躍がめざましいですが、ハワイ大学にもメジャーリーグでの二刀流の活躍を夢見る日本人選手がいます。大阪府出身の武元一輝（たけもと　いつき）選手。野球の名門・智辯和歌山高校出身で、在学時は夏の甲子園に二度出場し、優勝も経験。2023年夏には全米有望選手が集まる米サマーリーグにてプレーし、2023年8月ハワイ大学の一員となりました。5つの球種を持ち、ハワイ大学ではユーティリティ（複数のポジションを務める選手）として二刀流の活躍。2024年シーズンでは1年生ながら20試合に登板し、打者としては3試合に指名打者（DH)で出場しました。ハワイから二刀流でメジャーリーグを目指す唯一無二の侍の活躍からは目が離せません。

米大学野球のシーズンは2月から6月。2025年シーズンのスケジュールはまだ公開されていませんが、昨シーズンは36ものホームゲームが開催されました。会場は、ハワイ大学マノア校内のレス・ムラカミ・スタジアムです。
スケジュールリンク：https://hawaiiathletics.com/sports/baseball/schedule　（2024年シーズン）

ハワイ大学で開催される大学スポーツの観戦チケットは、以下のサイトから購入できます。ぜひ会場で日本人選手の活躍を応援しましょう！
https://www.etickethawaii.com/sports.html

写真提供：ハワイ大学アスレチックス（University of Hawaiʻi Athletics)