スタジオリムハワイ開設準備で渡航していた1999年。
気忙しい準備で追われていた私に活力を与えてくれたバンドが、JAKE SHIMABUKURO、JON YAMASATO、LOPAKA COLONの3人のロコボーイからなる「PURE HEART」でした。デビュー作「Pure Heart」でナ・ホク・ハノハノ・アワード4冠を達成した人気&実力派バンドでしたが、勢力的にライブを地元で行っていました。
当然、「近所のヒーロー」バンドの出演となれば、それぞれのバンドの家族親戚近所がこぞって応援にでかけるので、各ライブ会場では、大盛り上がり!「PURE HEART」の演奏スタイルと観客の観賞スタイルを見て、ハワイ移住前の私は、生粋のアイランドスタイルを学んだものでした。
その後、各メンバーがソロ活動をスタートしますが、華麗、かつ斬新なウクレレのテクニックで観客を魅了したJAKE SHIMABUKUROは、自身の音楽活動のキャリアを世界に広げただけでなく、ハワイで生まれた楽器「ウクレレ」を世界に認知させた貢献者である事は皆さんのご存知のところでしょう。
そして、世界で約140公演を終えたJAKE SHIMABUKUROが開く恒例の「JAKE SHIMABUKURO&FRIENDS コンサート」も3回目。今や、地元オハナの間では、ホリデーシーズンの風物詩的になりつつあるコンサートです。また、14年ぶりのPURE HEARTのワンナイトギグがあるという前評判ということもあり、チケットはソールドアウト。
かくなる私も、興奮のるつぼであったブレイズデイルコンサートホールから、興奮さめやらぬ状態で、コラムを書いています。
今や、3人とも結婚して子供ができ、家族ケアも忙しいパパになりましたが、ステージで演奏毎のFIST PUNCH(互いのグーを合わせる)の姿がとてもほほえましく、PURE HEARTの十八番だった「とかだ(アルバムには日本語表記になっています)」はステージを縦横無尽に動きながら、見事なウクレレさばきを披露しながら演奏する、私にエナジーチャージをしてくれたJAKE SHIMABUKURO、そしてPURE HEARTがいました。
コンサート後はスタンディングオベーション、また、ロビーでは、「久しぶり」と笑顔で挨拶をかわす多くのHAWAII音楽界のオハナ達に逢いました。
1999年にリリースしたアルバム「PURE HEART」のライナーノーツにメンバーがこんなメッセージを寄稿しています。今日のコンサート後、改めてこのメッセージを見て改めて笑顔になりました。もし、コンサートに行かれていたら、同じ感覚をもたれるのでは?
JON YAMASATO「I’m not skinny,you just have fat eyes」
(僕はやせっぽちじゃないよ、君のおでぶさんの目にそのように映るだけだよ)
LOPAKA COLON「Always believe in your unlimited potential」
(いつも、無限大の可能性を信じてね)
JAKE SHIMABUKURO「I floss with ‘ukulele strings」
(僕のフロス(歯のスキマに詰まったものをとる糸)はウクレレの弦だよ)
JAKE SHIMABUKURO様、素敵なコンサートを開いて下さってありがとう。JAKEに声をかけられた有名ミュージシャンが、まるで、少年のように友人とのギグを楽しみながら披露したコンサート。是非、来年も企画してね。楽しみにしています。
MAHALO SO MUCH TO ALL MUSICIANS :
ジェイク・シマブクロ、ジョン・ヤマサト、ロパカ・コロン、
THE SIDE ORDER BAND(クリス・カマカ、デル・ビーズリー、ブライアン・トレンティーノ、アサ・ヤング)
ディーン・タバ(ベース)とノール・オキモト(ドラム)
&SPECIAL MC, ビリー・ビー。
PHOTO BY AARON YOSHINO
JAKE SHIMABUKURO 日本語公式HP http://jakeshimabukuro.jp
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