アウマクアというハワイ語があります。
ハワイ語で「守護神、守護霊」という意味です。先祖の霊が家系や個人の守り神となったもの。
アウマクアは自然界のもの、主に動物の姿を借りて存在します。
「私の(家系の)アウマクアは○○です」という使い方をします。
○○には、たとえばサメ、フクロウ、ウミガメ、犬などの動物や、岩、植物、雲などが入ります。
すごく印象的だったのがハワイアン・シンガーのエイミー・ハナイアリイさん。
野外のステージで彼女がオリジナルの代表曲パーレフアというフラ・ダンサーに人気の神秘的な曲を歌い出すと、
ときどき空は晴れているのにどこからともなく霧雨が流れてきてミステリアスな空気に包まれることがあるんです。
「私のアウマクアは雨なのよ」と言っていました。
自分を守ってくれる先祖の守り神が、身の回りの自然界にいる(ある)、という考え方、なんだかすてきだと思うのです。
ちなみにハワイ語のアウマクア、誰かに「フラを踊って、と頼む」という意味の動詞でもあるそうです。
by Nui Daisuke
https://www.facebook.com/NuiDaisuke