ハワイの風景が見える音楽〜緑のカイマナヒラ(ダイアモンドヘッド)

2014.03.01

ハワイは2季。3月は季節の変わり目で朝夕のシャワーも多い季節です。

この時期のダイアモンドヘッド(ハワイ語でカイマナヒラ)は、絵はがきなどでよく見るドライ&ブラウンな岩肌でなく、青々と茂った草木が、時折、覆うため、「グリーン・カイマナヒラ」を見る事ができます。もちろん、数日間、シャワーが降らないと、また、元のドライ&ブラウンな岩肌の様相にすぐ変身してしまいますが、、、、

このダイアモンドヘッドは、約30万年前、火山の噴火でできたクレーターで、標高232メートル。トレイルは、クレーターの内側をのぼり、終点の展望台は、その外輪の海側の端にあります。

さて、このワイキキの象徴ともいえる、ダイアモンドヘッドを歌った曲「カイマナヒラ」を作詞作曲したのは、ハワイ王朝リリウオカラニの教え子で、近代ハワイ音楽の父と評されるチャールズ・キング 。1916年に発表しています。

しかし、実は、現在、フラ曲の定番ソングとして、親しまれているバージョンは、
名曲「ワイキキ」を作り、当時の売れっ子エンターテイナーのアンディ・カミングスが、1943年に、メロディや歌詞も若干変えて、レコーディングしたバージョンで、当時の彼の人気と相まって、大ヒットとなりました。

その歌詞は、ダイアモンドヘッド〜カピオラニ公園(1877年にカラカウア王が競馬場も作った)〜マキィアイラナ(当時あった公園内の小島で恋人達のデートスポット)〜シーサイドイン(現在のロイヤルハワイアンが建っていた所にあったホテルで、1920年に壊された)〜アイナハウ(プリンセスカイウラニの家があった辺りで現在のハイアットリージェンシーワイキキのやや山側)と、ご当地ワイキキの名所を楽しむ様を歌っています。

是非、この時期、グリーン・カイマナヒラの周囲をこの曲の道筋に会わせて歩いてみて下さいね!

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