ハワイ王朝最後の君主、リリウオカラニ女王の生誕175周年である今年は、個人的に、尊敬する女王の生涯にゆかりのある場所を訪れています。
ハワイ好きの方なら、一度は耳にした事があるであろう「アロハ・オエ」は女王の作品ですが、この曲は、ハワイの土地で生まれた楽曲の中で、最も世界の人々に知られている曲と言っても 過言ではないかもしれません。
また、世に発表されている女王の音楽作品は、165余曲にものぼりますが、音楽の才能にあふれていたと言われています。
いつも考えるのは、女王は、どのような五感を感じながら楽曲を生んできたのか??ということ。
写真は、女王のお気に入りのピクニックの場所だったと言われ、彼女がホノルル市に寄贈したリリウオカラニ・ボタニカル・ガーデン。現在は、ホノルル市が管理していますが、園内にはヌウアヌストリーム(小川)やワイカハルルの滝があり、女王崇拝の気持ちを込めてか、ハワイ固有種の珍しい植物が沢山植えられています。
かつて、女王も、散歩の途中に、この小川のせせらぎを聞きながら音楽作りをしたのかもしれないという推考をしながら、歩くと、ますますリリウオカラニ女王への想いが増してきます。
余談ですが、大学では理学部生物学専攻だった「歴女」の私が、ハワイに住んで、再び、「植物学」に目覚めるとは思いませんでした。不思議な巡り合わせです。