プロフィール
2016年リリースのデビュー・アルバム『E Walea』がローカル・ヒット、その後「Best Regional Roots Music Album」のカテゴリーでグラミー賞を受賞し一躍トップ・アーティストの仲間入りをしたマウイ島在住シンガー。
R&Bの影響色濃いボーカルスタイルと、堪能なハワイ語力、そしてエンターテイナーとしてのバイタリティーで、ハワイ音楽界に強力な存在感を示している。
出身はハワイ島ヒロ。
ハワイ島のハワイ語教育学校を卒業した生粋のハワイ語ネイティブ。数学もシェークスピアもフラも、すべてハワイ語で学んだ彼にとって、英語は第二言語だという。
歌い始めたのは4歳のとき。父や叔父、叔母がミュージシャンという音楽一家に育ち、家には音楽が溢れていた。言語障害の症状があった彼に、歌うことを勧めたのは母親だった。合唱団に入って音楽を学び、やがてタレント・ショーやカラオケ・コンテストに出場するようになった。
大学を卒業して、カメハメハ・スクールでリサーチや教鞭をとる仕事に就いたが、現マネージャー&パートナーに強く勧められアルバムをレコーディングする決意をした。資金を集めレコーディング・スタジオに入ったのが2016年、33歳だった。
母に捧げて書いたオリジナル・ハワイ語曲『Kuʻu poliʻahu』が、フラダンサーをフィーチャーしたミュージック・ビデオで広まり、フラ界で人気を確立。その後も積極的にミュージック&フラ・ビデオを制作してYouTubeで発表、ハワイ映像の美しさとカラニの歌唱力と存在感の強さで多くのビューアーを集めている。
ディスコグラフィ―
E Walea (2016)
No ʻAneʻi (2018)