プロフィール
2007年のデビュー・アルバム発売当時、すでにハワイ音楽界では広く認知されるハワイアン・シンガーだったホク・ズッターマイスターは、アルバム・デビューが遅れた「ベテラン新人アーティスト」として注目を集めた。
オアフ島ウィンドワード出身で伝統的なフラ家系の子だったこともあり、ハワイの音楽と文化に親しんで育った。10代でフラを踊り、ウクレレやギター、ベースを弾くようになる。
1992年、仲間とKānaʻeというバンドを組んで音楽活動を本格的に始める。トラディショナルなハワイ音楽を演奏する数少ない若手バンドとして活躍。また地元を同じくする大御所ジェリー・サントスやカワイカプオカラニ・ヒューエットとの交流を通して、ステージを共にしながらシンガーとして着々と成長していった。
ホクが満を持してリリースしたデビュー・アルバム「ʻĀina Kūpuna」には、『Lāʻieikawai』『Olaʻa Beauty』などフラソングの名曲が並ぶ。これがフラダンサーに熱く迎えられ、2008年のナ・ホク・ハノハノ音楽賞で男性ボーカリスト賞、ハワイアン・アルバム賞など6部門受賞した。
その後、2010年のミニアルバム「Nā Mele Hula ʻEkahi 」を経て、2016年にフルアルバム「Kuʻu Pua Sakura 」をリリース。10年間で3作というのはスローペースだが、その間も地元ハワイを中心に演奏活動は活発に続け、とくにフラ・コミュニティーから引っ張りだこの人気を維持。そろそろ新作のリリースが期待されるところだ。
ディスコグラフィー
ʻĀina Kūpuna (2007)
Nā Mele Hula ʻEkahi (2010)
Kuʻu Pua Sakura (2016)