プロフィール
イアン・オサリヴァンの音楽の魅力を知るには、まずライブ演奏を見てもらいたい。動画でもいい。彼が一本のギターでどのように音を紡ぎ出すかを観たら、この類まれなギタリストの才能にあなたは眼を見張ることだろう。
イアンの音楽を一言で表すなら「スラックキー・ギター meets クラシック・ギター」。
ハワイ伝統のギター奏法にクラシック・ギターの技術と品格が加わったソロギター・インストゥルメント曲は、彼のデビューアルバムのタイトルにある通り「ソロギターのための新しい音楽」と呼べる新鮮なものだ。
イアン・オサリヴァンとはどんな人なのか。
生まれも育ちもオアフ島ノースショア。さらに限定していうとモクレイアがホームタウン。畑が広がるカントリーサイドである。ここで彼はまず独学でウクレレを習得する。高校生になるとバンドでエレキギターを弾くようになった。相変わらず独学でロック、レゲエ、ヒップホップを次々に習得していった。
大学生のときにジェフ・ピーターセンと出会う。ジェフのギター・スタイルに強い影響を受けてクラシックギターにのめり込んだ彼は、名門イエール大学へと進み、ギターで修士号取得した初のネイティブ・ハワイアンとなる。
2013年、デビュー・アルバム『Born and Raised - New Music for Solo Guitar』をリリース。全体的にはハワイアン・テイストが少し加わったクラシックギター・インストゥルメンタル・アルバム的仕上がり。クラシックギター・ソロ曲コンポーザーとしての才能も発揮した。
作曲、ステージ、ツアーの合間にはハワイ大学やカメハメハ・スクールで学生にギターを教えている。
ディスコグラフィー
Born and Raised - New Music for Solo Guitar 2013年
Songs for the North Shore 2016年