プロフィール
踊りださずにいられない彼らのノリノリのサウンドを称して『Electrifying Kapena!』(興奮させるカペナ)と言わしめるカペナは30年の歴史を持つバンド。
ウクレレ&リードボーカルのケリー・ボーイ・デリマを中心にした3人組バンドがデビュー当時から演奏していたのは、トラディショナルなハワイアン・ソングとレゲエ。1986年のデビュー・アルバム『Satisfaction Guaranteed』(1986)ですでに確立していた特徴的なカペナ・サウンドは、ケリー・ボーイが弾くピッキング奏法のウクレレによるところが大きい。
セカンド・アルバム『Kapena and More』(1987)では、ハワイアン、タヒチアン、レゲエ、オールディーズ、カントリー、フォークなどのカバー曲とオリジナル曲という雑多な選曲に見えながら、統一感あるカペナ・サウンドに料理されハワイでローカルヒット。ナ・ホク・ハノハノで2部門受賞を果たす。
90年代を通してリリースするアルバムをヒットさせ続け、ライブでオーディエンスを盛り上げ続けたカペナも、2000年以降は活動がスローダウン。
とはいえハワイ音楽シーンから消えることなく着実に活動しながら、カペナはメンバーチェンジで世代交代を遂げている。現在のメンバーは、リーダーのケリー・ボーイとその息子娘達で構成され、音楽的にも若返りが期待される。
2017年は30年の歴史を一枚のアルバムにまとめた『Kapena 30』をリリースし、バンドにとっての記念すべき区切りの年となった。
カペナの代表曲には『Tropical Lady』『Whatcha Talking 'bout』『Reggae Train』『Talofa Teine』『Kalena Koo』『Sea of Heartbreak』などがある。
ディスコグラフィー
『Satisfaction Guaranteed』(1986年)
『Kapena and More』(1987年)
〜
『Kapena 30』(2017年)
『Palena Ole』(2017年)
まで全20作以上